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プロフィール
ドジヒコ
ドジヒコ
とよの町で桃・梨・リンゴといった「善光寺平のくだものたち」を作っています。
いわゆる「アラフォー」の世代となりました。
都内での百貨店でのアパレル勤めから、20年ぶりの故郷長野で日々悪戦苦闘しています。
桃・梨・りんごと善光寺平のくだものを中心に、自然にやさしい農業のことを中心に見習い修行中の感じた出来事を随時アップしています。
目下の悩みは、ちょっと食べすぎかなあ・・・・。
お酒も美味いから、ドンドン飲んでしまうし・・・・・・。
空気・お水・食べ物、信州のものは美味しいです。
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< 2008年04>
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2008年04月23日

北信濃の火除けの信仰のご開扉

以前お話した平和観音がある「宝蔵院」で「火防大日如来」のご開扉が行なわれました。

毎年、4月22日に行なわれ、地元浅野地区を始め、各地から「講」を組み、この小さなお寺の「火除けの如来」の年に一度のご開扉に参詣し、
宝蔵院の檀家の女性たちが作る、手作りの味を櫻の花をみつつ、年に1度のこの行事が執り行われる。

冬の閑散期に、宝蔵院の和尚さんに聞いた話によると、江戸末期の善光寺地震の火災の頃から、講での参詣が始まったそうである。

以後、先の15年戦争中も途絶えることなく、遠くは群馬県や、長野市安茂里地区、山ノ内町など新酒の北信を中心に各地から、「火除け」のお寺として、4月22日のご開扉には、多数の参詣がある。

往時は、臨時列車まで出て、境内では、その「おもてなし」が出来ず、近所の蚕室を借りて、行なったとか・・・。

お寺が、講や各地からの参詣に訪れた方々に振舞う、お酒も4斗樽が、16個にもなったそうであるから、凄かったのであろう。

江戸の町ほど、密集はしていなかったが、今のように「ガス」でなく、直接釜戸で「火」を扱い、冬場は、炭火のコタツで過ごしていたわけであるから、「火」に対する恐怖心というか、考え方は今とは違ったものであったと思う。


最近は、「講」の一団の方々も高齢化してきたという。
しかしながら、こうした伝統は、既に一つの「風土・地域文化」である。
何が出来るかわからないが、こうした
信州の、信州の中の北信の、北信の中の豊野町のといった具合に
地域の行事を受け継ぎ、伝えていきたいと思う。



宝蔵院の境内に、特設の「おもてなし会場」が作られ、午前中は、「講」の方々が、午後は地元の方々が中心に、女性部の振る舞いの料理を味わう。



櫻の花が咲く下で、屋台が出ての賑わい。
今の時季「苗」を定植する時季であるから、
「苗」も結構売られている。



桜が満開の中での、小さなお寺の「火除け」の信仰は、
今年も大勢の「講」の信者を迎えた。



女性部の方々が、かまどを使って、もてなし料理を作る。



「火除け」のお札。
参拝者には、このお札を受ける。
お札は、台所など「火」を扱う場所に張り、
今年1年、火の事故を起こさないように、守ってもらう。




善光寺平のくだものたち リンゴ・桃・梨 

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Posted by ドジヒコ at 08:40Comments(0)風土・歴史・民俗