2008年04月23日
北信濃の火除けの信仰のご開扉
以前お話した平和観音がある「宝蔵院」で「火防大日如来」のご開扉が行なわれました。
毎年、4月22日に行なわれ、地元浅野地区を始め、各地から「講」を組み、この小さなお寺の「火除けの如来」の年に一度のご開扉に参詣し、
宝蔵院の檀家の女性たちが作る、手作りの味を櫻の花をみつつ、年に1度のこの行事が執り行われる。
冬の閑散期に、宝蔵院の和尚さんに聞いた話によると、江戸末期の善光寺地震の火災の頃から、講での参詣が始まったそうである。
以後、先の15年戦争中も途絶えることなく、遠くは群馬県や、長野市安茂里地区、山ノ内町など新酒の北信を中心に各地から、「火除け」のお寺として、4月22日のご開扉には、多数の参詣がある。
往時は、臨時列車まで出て、境内では、その「おもてなし」が出来ず、近所の蚕室を借りて、行なったとか・・・。
お寺が、講や各地からの参詣に訪れた方々に振舞う、お酒も4斗樽が、16個にもなったそうであるから、凄かったのであろう。
江戸の町ほど、密集はしていなかったが、今のように「ガス」でなく、直接釜戸で「火」を扱い、冬場は、炭火のコタツで過ごしていたわけであるから、「火」に対する恐怖心というか、考え方は今とは違ったものであったと思う。
最近は、「講」の一団の方々も高齢化してきたという。
しかしながら、こうした伝統は、既に一つの「風土・地域文化」である。
何が出来るかわからないが、こうした
信州の、信州の中の北信の、北信の中の豊野町のといった具合に
地域の行事を受け継ぎ、伝えていきたいと思う。
宝蔵院の境内に、特設の「おもてなし会場」が作られ、午前中は、「講」の方々が、午後は地元の方々が中心に、女性部の振る舞いの料理を味わう。

櫻の花が咲く下で、屋台が出ての賑わい。
今の時季「苗」を定植する時季であるから、
「苗」も結構売られている。

桜が満開の中での、小さなお寺の「火除け」の信仰は、
今年も大勢の「講」の信者を迎えた。

女性部の方々が、かまどを使って、もてなし料理を作る。

「火除け」のお札。
参拝者には、このお札を受ける。
お札は、台所など「火」を扱う場所に張り、
今年1年、火の事故を起こさないように、守ってもらう。

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毎年、4月22日に行なわれ、地元浅野地区を始め、各地から「講」を組み、この小さなお寺の「火除けの如来」の年に一度のご開扉に参詣し、
宝蔵院の檀家の女性たちが作る、手作りの味を櫻の花をみつつ、年に1度のこの行事が執り行われる。
冬の閑散期に、宝蔵院の和尚さんに聞いた話によると、江戸末期の善光寺地震の火災の頃から、講での参詣が始まったそうである。
以後、先の15年戦争中も途絶えることなく、遠くは群馬県や、長野市安茂里地区、山ノ内町など新酒の北信を中心に各地から、「火除け」のお寺として、4月22日のご開扉には、多数の参詣がある。
往時は、臨時列車まで出て、境内では、その「おもてなし」が出来ず、近所の蚕室を借りて、行なったとか・・・。
お寺が、講や各地からの参詣に訪れた方々に振舞う、お酒も4斗樽が、16個にもなったそうであるから、凄かったのであろう。
江戸の町ほど、密集はしていなかったが、今のように「ガス」でなく、直接釜戸で「火」を扱い、冬場は、炭火のコタツで過ごしていたわけであるから、「火」に対する恐怖心というか、考え方は今とは違ったものであったと思う。
最近は、「講」の一団の方々も高齢化してきたという。
しかしながら、こうした伝統は、既に一つの「風土・地域文化」である。
何が出来るかわからないが、こうした
信州の、信州の中の北信の、北信の中の豊野町のといった具合に
地域の行事を受け継ぎ、伝えていきたいと思う。
宝蔵院の境内に、特設の「おもてなし会場」が作られ、午前中は、「講」の方々が、午後は地元の方々が中心に、女性部の振る舞いの料理を味わう。

櫻の花が咲く下で、屋台が出ての賑わい。
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桜が満開の中での、小さなお寺の「火除け」の信仰は、
今年も大勢の「講」の信者を迎えた。

女性部の方々が、かまどを使って、もてなし料理を作る。

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参拝者には、このお札を受ける。
お札は、台所など「火」を扱う場所に張り、
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Posted by ドジヒコ at 08:40│Comments(0)
│風土・歴史・民俗
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