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プロフィール
ドジヒコ
ドジヒコ
とよの町で桃・梨・リンゴといった「善光寺平のくだものたち」を作っています。
いわゆる「アラフォー」の世代となりました。
都内での百貨店でのアパレル勤めから、20年ぶりの故郷長野で日々悪戦苦闘しています。
桃・梨・りんごと善光寺平のくだものを中心に、自然にやさしい農業のことを中心に見習い修行中の感じた出来事を随時アップしています。
目下の悩みは、ちょっと食べすぎかなあ・・・・。
お酒も美味いから、ドンドン飲んでしまうし・・・・・・。
空気・お水・食べ物、信州のものは美味しいです。
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2008年01月29日

火を防ぐ信仰

近くのお寺「宝蔵院」に行って、和尚さんの田中さんにお話を伺ってきました。
「宝蔵院」は我が家の檀家のお寺ではないのですが、近いためよくお経を読みに来ていただいたり、代々「世話人」という役割を我が家で仰せつかっていて、ちょくちょくお話を伺います。

宝蔵院では、春に「火防大日如来」のご開帳があり、火除けの祈願が行なわれます。
「火除け」というと、「秋葉神社」を思い浮かぶ方も多いかもしれません。
権堂のイトーヨーカドーの脇の「秋葉神社」も火除けの神です。
市内にも秋葉社は、長野市長沼を始め結構あるようですが、豊野での「火防信仰」は、このお寺「宝蔵院」の火防大日如来です。
江戸の頃から、火は今以上に大敵でした。
「明かり・食物を作る・暖を取る」
以上のことを、遠い昔から、直接「裸火」を使用することで、得ていたわけですから、火事は、今以上にあったはずですし、ひとたび火事が起きれば、現代のように「防火」建築や消防車など無かったわけですから大変であったでしょう。
そういった意味でも、「火を防ぐ」「火を大切にする」ということは、庶民の間では日々欠かせなく、そ守ってくれる神仏を信仰することは、庶民には欠かせなかったことです。
我が家では、今でこそありませんが、祖母が生きていて元気な頃は、台所横に「釜戸」がしつらえてあり、そこで直接リンゴの木を伐採した「薪」を使って、くべ、朝のご飯だけ炊いていました。
中学生の頃まででしょうか?風呂も薪で沸かしていた記憶があります。
コタツも、春3月に剪定で伐採したリンゴの木を燃やして「炭」にする「炭焼き」を田んぼで行い、その炭を使っての「炭火コタツ」でした。

昭和の末期の我が家でさえ、これほどでしたから、昔から今以上に「火」にかかわる時間が多かったわけです。
この「火防大日如来」のことは、このご開帳が春、4月23日に行なわれますのでまたご案内したいと思います。

この宝蔵院の「火防大日如来」の信仰や、秋葉神社の「火防信仰」など、北信濃の「火防信仰」については、過日ご案内した「日本の明かり博物館」の亡くなってしまったのですが、学芸員であった山崎ます美さんが詳しく本を書かれています。
大変興味深いお話が多数ありますので、是非ご覧ください。
「日本の明かり博物館」で販売されています。


宝蔵院


火防大日如来の「宝蔵院のお札」
このお札は、神棚でなく、火のそば、現在の我が家は、台所に貼ってあります。




山崎ます美さんの遺稿集。
北信濃の「火」に関する民俗が書かれています。
2,500円、小布施の日本の明かり博物館で購入できます。





善光寺平のくだものたち リンゴ・桃・梨 

「完熟」&「完熟」の 「完熟サンふじ」
信州北信濃 坂爪農園 信州ギフト

  


Posted by ドジヒコ at 10:14Comments(0)