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プロフィール
ドジヒコ
ドジヒコ
とよの町で桃・梨・リンゴといった「善光寺平のくだものたち」を作っています。
いわゆる「アラフォー」の世代となりました。
都内での百貨店でのアパレル勤めから、20年ぶりの故郷長野で日々悪戦苦闘しています。
桃・梨・りんごと善光寺平のくだものを中心に、自然にやさしい農業のことを中心に見習い修行中の感じた出来事を随時アップしています。
目下の悩みは、ちょっと食べすぎかなあ・・・・。
お酒も美味いから、ドンドン飲んでしまうし・・・・・・。
空気・お水・食べ物、信州のものは美味しいです。
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2008年01月26日

鼈甲色の野沢菜

野沢菜が鼈甲色になってきました。
12月の初頭に漬けたものです。
この時季、寒さが一番厳しくなると、外に出してある野沢菜の漬けた樽が凍みて、中に漬け込んである野沢菜が「凍ります」
お菜全体は凍らないのですが、ところどころに氷のかけらが入っています。
熱いご飯をほおばりながら、氷がついた野沢菜を口に含むと、野沢菜の周りについていた「氷」「シャリ シャリ」と歯に触れます。
この凍った野沢菜を口に含みながらの熱いご飯はたまりません。
この時季ならではのいただき方です。
この後、野沢菜は、3月くらいまで頂き、余った後は細かく刻んで、「鰹節」と一緒に炒ってこれまたご飯の上に降りかけて頂きます。
春になり、北信濃名物の菜っ葉が登場するまで、なんだかんだで野沢菜をいただくのです。

餅も、大分年末に搗いてから、時間がたちました。
特別に保存料など添加物は一切入れていないので、いくら寒いとはいえ、いい加減この時期になると餅に「カビ」が生えてきます。
このカビを生えた餅を、使っての料理方法は、南北に長い長野県では様々な方法があるようですが、豊野町浅野地区辺りでは、洗って
アラレにするのが一般的です。もちろん、洗った後、また焼いて「アベカワ」にしたり通常通りいただきます。
なお、このあたりでは、積雪が多いからでしょうか、「凍り餅」の習慣はありません。
最近は、保存料が入っていたり、ビニールに覆われていたりで餅のカビはなかなか見かけませんが、2月にはいる前の「寒中」ならではの風物詩のように思えます。

因みに、餅のカビは、洗ってもかび臭いです。カビは健康上よくないのですが、たまにかび臭い餅を焼いていただくと、「もうこんな時季なんだなあ」と痛感すると同時に、昔子供の頃に、おやつに祖母がカビを取って焼いてくれた餅の記憶がよみがえります。

風習・陋習・伝統様々な庶民の生活の知恵があります。
これを次世代に伝えていくものか否か難しいところですが、庶民が、戦前、はたまた江戸の頃から受け継ぎ伝えてきた、こうした「営み」には敬服すると同時に、僕の限りでは、楽しみたいと思っています。



鼈甲色になった野沢菜。
添加物等は一切ありません。
自然の中の「酵母」と空気が醸し出してくれます。
日本酒もしかりです。
日本酒も、。この厳冬の中、仕込みと絞りに追われています。




善光寺平のくだものたち リンゴ・桃・梨 

「完熟」&「完熟」の 「完熟サンふじ」
信州北信濃 坂爪農園 信州ギフト  


Posted by ドジヒコ at 09:04Comments(1)