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プロフィール
ドジヒコ
ドジヒコ
とよの町で桃・梨・リンゴといった「善光寺平のくだものたち」を作っています。
いわゆる「アラフォー」の世代となりました。
都内での百貨店でのアパレル勤めから、20年ぶりの故郷長野で日々悪戦苦闘しています。
桃・梨・りんごと善光寺平のくだものを中心に、自然にやさしい農業のことを中心に見習い修行中の感じた出来事を随時アップしています。
目下の悩みは、ちょっと食べすぎかなあ・・・・。
お酒も美味いから、ドンドン飲んでしまうし・・・・・・。
空気・お水・食べ物、信州のものは美味しいです。
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2008年02月13日

おやき 北信濃の文化 その1

昨日は、午後からかなり雪が吹雪いた。雪の嵐のようであった。
私は、ちょっと出かけてしまったのであるが、雪の日の合間を縫って母親が「おやき」を作った。

長野といえば、前にもお話した通りそばを始め「粉物」が非常に多い。
そんな中でも、「おやき」は長野ならではの粉物の一つではなかろうか。
しかしながら、長野は南北に広いだけあって、「おやき」の造り方はたくさんある。

善光寺参道の大門町にお店がある西山地方の代表「鬼無里のおやき」は、本当に「焼いて」ある。

長野市北部三才あたりのおやき屋さんの「おやき」は「油で揚げて」ある。

これが長野市最北端の豊野町の我が家での辺りではおやきを「蒸かす。」

こうみただけで「おやきの作り方」一つとて見ても様々で、このほかにも作り方もたくさんあるのであろうが、
更にこの上に我が家の周辺を例にとってもみても

「おやきにベーキングパウダー(膨らます粉)をいれるとか、イースト菌を入れて寝かせてから蒸かすとか・・・・・」
材料「粉」の段階からして、千差万別なのである。
使用する「粉」一つとっても各家庭によって違うから、茶飲み話が盛り上がる。

おやきは広い長野にあって、地域ごとに違い、またそれぞれの家庭によって味も作り方も違う。それぞれの地域の背景があって今日のそれぞれのおやきに至っていることを思えば、おやきも地域の一つの文化である。
あまりに奥ゆかしくて、とても1日では語りきれない「おやき」である。

我が家でも1年を通じて作るが、春は、「ノビロ」といった野に生えている旬の野菜を使い、夏は北信濃名物の「丸ナス」を使う。
そして厳冬の今は、旬の野菜が無いから、田んぼにいけてあった「大根」など冬の保存野菜を使う。

旬の野菜を味わい深く美味しくいただけるのも「おやき」ならではである。

善光寺平において「お米が農民の口に入らない」といったことから「おやき」を始めとする「粉食文化」が発達したのか不明であるが、こうして四季の野菜を美味しくいただける「おやき」というものをとらえると、
ご飯を差し置いて、敢えて「おやきをいただく」というのも頷けるような気がする。それほどおやきは北信濃には無くてはならない「名物」なのである。




左側の一番大きいのは大根の輪きりに特製味噌を挟んだもの。
手前右は、キャベツ等野菜のミックス。
右奥は、小豆。
何れも材料は全て自家で獲れたもの。


手前は、大根輪切りのおやきを二つに割ったもの。
奥は、キャベツなど野菜のミックス。



善光寺平のくだものたち リンゴ・桃・梨 

「完熟」&「完熟」の 「完熟サンふじ」
信州北信濃 坂爪農園 信州ギフト  


Posted by ドジヒコ at 09:21Comments(0)