2009年04月23日
火を防ぐ信仰のご開帳・・・・北信濃の火を守る信仰。
4月22日は、恒例の宝蔵院「火防大日如来」のご開帳である。
豊野町浅野にある宝蔵院は、曹洞宗のお寺であるが
「火防大日如来」をご本尊とし、
1年に一度この日、ご開帳が行われ
このご本尊がお参りできるのである。
「火防大日如来」は、
火事など火を防ぐ信仰で
江戸の頃から行われていた。
同時に、水難や水不足の際にも
火防大日如来のご利益で、
危機的状況から救われてきたとされている。
今でこそ、火は、台所でしか使用しないものの
昔は、囲炉裏で、コタツで使用し
食事の準備ばかりでなく
行灯など「明かり」の役目としても
重要なものであった。
重要で、必需品である「火」であるが、
一度、火災を起こすと、
多大な被害をもたらす
諸刃の剣でもあったのである。
今の時代からは、想像もできないほど
昔の人々は、「火」に有難みを感じていたのと同時に
火に対する恐怖も併せ持っていたのだと思う。
そうした「火」に対する、「感謝と畏敬、恐怖」から
火に対する信仰は続いてきたものと思われる。
一般的に、「火に対する信仰」は、秋葉信仰などが
有名であるが、
北信濃の豊野では、この宝蔵院の「火防大日如来」の信仰が
広く町内で見られ、
北信濃一帯からも「講」を設け
1年に一度「講」で訪れ、お札をもらい受け
「火防大日講」を中心に、
宝蔵院の火を守る信仰が、広まっている。
「講」は江戸の頃より
「戸隠講」 「お伊勢講」 「大山講」に見られるように
盛んに行われたいたのであるが、
講自体も時代と共に縮小化傾向のようである。
宝蔵院の「火防大日講」も
最近は高齢化が目立つようであるが
昨日は、近郊から多数の
お参りの方々が見受けられた。
経済効率が優先され、物事の価値判断が、
効率主義、成果主義が基準となりつつある昨今
地域の信仰や文化を守るのも
大変な時代となってしまった。
加えて、地域の風土や、歴史を無視した「平成の大合併」による
一律な、効率の優先化や、人件費の削減、行政の役割の民営化は
こうした田舎の地域の伝統文化を
急速に疲弊させているように思えてならない。
これから農村地域では
種まき祭りの春祭りが行われる時期である。
自然と密接な関わりのある地域文化を
守り伝えることが、農村を
もう一度元気にする方法であると考えるものである。
火防大日如来のご開帳が行われた宝蔵院。
山ノ内など近郊から多くの参拝があった。

普段静かな宝蔵院境内には
露天が立ち、賑わった。


参拝者にお茶を振る舞い
講の方々には、お酒をつけたおもてなしをするのは
宝蔵院の火防大日如来のご開帳ならではである。

檀家や世話人は、お茶など参拝に来た方々の
もてなしに忙しい。

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「火防大日如来」をご本尊とし、
1年に一度この日、ご開帳が行われ
このご本尊がお参りできるのである。
「火防大日如来」は、
火事など火を防ぐ信仰で
江戸の頃から行われていた。
同時に、水難や水不足の際にも
火防大日如来のご利益で、
危機的状況から救われてきたとされている。
今でこそ、火は、台所でしか使用しないものの
昔は、囲炉裏で、コタツで使用し
食事の準備ばかりでなく
行灯など「明かり」の役目としても
重要なものであった。
重要で、必需品である「火」であるが、
一度、火災を起こすと、
多大な被害をもたらす
諸刃の剣でもあったのである。
今の時代からは、想像もできないほど
昔の人々は、「火」に有難みを感じていたのと同時に
火に対する恐怖も併せ持っていたのだと思う。
そうした「火」に対する、「感謝と畏敬、恐怖」から
火に対する信仰は続いてきたものと思われる。
一般的に、「火に対する信仰」は、秋葉信仰などが
有名であるが、
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広く町内で見られ、
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1年に一度「講」で訪れ、お札をもらい受け
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講自体も時代と共に縮小化傾向のようである。
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最近は高齢化が目立つようであるが
昨日は、近郊から多数の
お参りの方々が見受けられた。
経済効率が優先され、物事の価値判断が、
効率主義、成果主義が基準となりつつある昨今
地域の信仰や文化を守るのも
大変な時代となってしまった。
加えて、地域の風土や、歴史を無視した「平成の大合併」による
一律な、効率の優先化や、人件費の削減、行政の役割の民営化は
こうした田舎の地域の伝統文化を
急速に疲弊させているように思えてならない。
これから農村地域では
種まき祭りの春祭りが行われる時期である。
自然と密接な関わりのある地域文化を
守り伝えることが、農村を
もう一度元気にする方法であると考えるものである。
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山ノ内など近郊から多くの参拝があった。
普段静かな宝蔵院境内には
露天が立ち、賑わった。
参拝者にお茶を振る舞い
講の方々には、お酒をつけたおもてなしをするのは
宝蔵院の火防大日如来のご開帳ならではである。
檀家や世話人は、お茶など参拝に来た方々の
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