2009年10月22日
懐かしい思い出とともに。
本格的なりんごの収穫の前に
倉庫の整理を行った。
出てくる、出てくる懐かしいものが・・・・。
かつては、最前線で活躍したものが
いつの間にか、「無用な長物」となってしまい
そんなものがいくつもあったのである。
一つ目は、ノコギリカッター。
リンゴ農家をしていると
どうしても、剪定などでリンゴの幹を切ったり
リンゴの木そのものを伐採したりする。
そんなリンゴの幹や、枝は、かつては
お風呂の薪として使っていた。
僕の子供の頃は、
我が家はまだ薪で風呂を沸かしていたからだ。
風呂を沸かすのは、子供の役目であったが
5つ離れている弟は、まだ小さなマッチ一本から
火をおこし、風呂を沸かすことなど
到底出来なかった。
必然的に、僕の役目となったのであるが、
「沸かしておけ」という今では簡単なことであるが
子供にとっては、難渋であった。
その風呂の薪に、リンゴの木を使っていたのだ。
その薪を作るのに、この切断機なる「カッター」を使っていた。
動力は、トラクターに繋げて
冬のヒマなときに、
家族総出で、薪を作るのである。
風呂を沸かして、
その「オキ」を今度は
コタツに入れて、使っていた。
いつの間にか、風呂が薪炊きで無くなり
コタツも、オキがガンガン入る
「火ゴタツ」でなくなって
このカッターの役目は終わった。
二つめに発見は、「樽」である。
味噌を仕込んでおいた樽である。
信州のあちこちで、今の自分に見られるであろうが
豆の収穫は、今の時期である。
味噌に使う、「大豆」を栽培し
今の時期に刈り、
冬の閑散期に「豆ハタキ」を行い
春、櫻の咲く頃に
ご近所で、集まり、冬にはたいた「大豆」を使い
味噌を仕込む。
大豆こそ、栽培しなくなったが
今でも自家製の味噌つくりは行っている。
しかし、弟がいなくなり
祖母が亡くなり
味噌を仕込む量もスッカリ少なくなった。
かつて、台所で活躍していた
味噌樽も、いつの間にか
片隅に追いやられ
果ては、物置の隅に置かれるまでになってしまった。
いずれも、懐かしいものであるが
いまや、風雨に晒しておくだけである。
誠に忍びないのであるが、致し方ない。
「郷愁」だけでは、何事も起こらない。
「時代」とはこういうものであると感じている。
左側の歯を回転させて
リンゴの木を切断していく。

味噌樽。まだまだ現役で十分ぬ使えそうである。
この大きな味噌樽を使うほど
今は味噌を仕込んでいない。

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いつの間にか、「無用な長物」となってしまい
そんなものがいくつもあったのである。
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どうしても、剪定などでリンゴの幹を切ったり
リンゴの木そのものを伐採したりする。
そんなリンゴの幹や、枝は、かつては
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僕の子供の頃は、
我が家はまだ薪で風呂を沸かしていたからだ。
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5つ離れている弟は、まだ小さなマッチ一本から
火をおこし、風呂を沸かすことなど
到底出来なかった。
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「沸かしておけ」という今では簡単なことであるが
子供にとっては、難渋であった。
その風呂の薪に、リンゴの木を使っていたのだ。
その薪を作るのに、この切断機なる「カッター」を使っていた。
動力は、トラクターに繋げて
冬のヒマなときに、
家族総出で、薪を作るのである。
風呂を沸かして、
その「オキ」を今度は
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いつの間にか、風呂が薪炊きで無くなり
コタツも、オキがガンガン入る
「火ゴタツ」でなくなって
このカッターの役目は終わった。
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味噌を仕込んでおいた樽である。
信州のあちこちで、今の自分に見られるであろうが
豆の収穫は、今の時期である。
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冬の閑散期に「豆ハタキ」を行い
春、櫻の咲く頃に
ご近所で、集まり、冬にはたいた「大豆」を使い
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大豆こそ、栽培しなくなったが
今でも自家製の味噌つくりは行っている。
しかし、弟がいなくなり
祖母が亡くなり
味噌を仕込む量もスッカリ少なくなった。
かつて、台所で活躍していた
味噌樽も、いつの間にか
片隅に追いやられ
果ては、物置の隅に置かれるまでになってしまった。
いずれも、懐かしいものであるが
いまや、風雨に晒しておくだけである。
誠に忍びないのであるが、致し方ない。
「郷愁」だけでは、何事も起こらない。
「時代」とはこういうものであると感じている。
左側の歯を回転させて
リンゴの木を切断していく。
味噌樽。まだまだ現役で十分ぬ使えそうである。
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今は味噌を仕込んでいない。
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