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プロフィール
ドジヒコ
ドジヒコ
とよの町で桃・梨・リンゴといった「善光寺平のくだものたち」を作っています。
いわゆる「アラフォー」の世代となりました。
都内での百貨店でのアパレル勤めから、20年ぶりの故郷長野で日々悪戦苦闘しています。
桃・梨・りんごと善光寺平のくだものを中心に、自然にやさしい農業のことを中心に見習い修行中の感じた出来事を随時アップしています。
目下の悩みは、ちょっと食べすぎかなあ・・・・。
お酒も美味いから、ドンドン飲んでしまうし・・・・・・。
空気・お水・食べ物、信州のものは美味しいです。
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2009年01月12日

ドンド焼きをめぐって・・・・・子供の行事のドンド焼き

豊野町の浅野地区の小正月といえば、「ドンド焼き」でです。
豊野地区では成人式は、お盆に行ないます。
僕の時代も、成人式は夏のお盆に行いました。

長野市に合併しても変わりないようで、
夏の帰省シーズに併せての成人式のようです。
豊野以北の、上水内郡部の飯綱町、信濃町も成人式は、
お盆に行います。
成人式のことは、次回に譲るとして、今日は、「ドンド焼き」。




ドンド焼きは、「三九郎」とか「ドウロクジン」とも呼ばれています。
新聞を開いてみると、
信濃毎日新聞の中南信地方のニュースでは、「三九郎」で報じられ、
北信版のニュースでは、「ドンド焼き」のようです。

ここ豊野町の東部地区では、専ら「ドンド焼き」。
我が家の父親は、上高井の高山村の出身なのですが、
父親は、昔から「ドウロクジン」と呼んでいたそうです。
「ドウロクジン」は、「道祖神」が変化したもののようです。

安曇野を歩くと「道祖神」をよく見かけますが、
豊野地区では、最北の「川谷地区」に道祖神が1つあるようですが、
余り見かけません。

道祖神は、そもそも村の境にあり、
他村からの疫病神等の「災難・侵入者」を防ぐという意味から
祭られたものですから、もう少し豊野の村にもあってよさそうだと
思うのですが、見かけません。
従って、「道祖神」を余り見かけない豊野町東部では、
「どうろくじん」ではなく、「ドンド焼き」と呼ぶ場合が多いようです。


さて、「ドンド焼き」ですが、
「ジジ」と「ババ」という藁を主体にした「円柱状」の
ご神体を2つ作ります。

そこに昨シーズンのダルマさんだとか、お札等をくくりつけ飾ります。「ジジ」と「ババ」のご神体は縄で結び、
その縄には、ダルマさんをくくり付けます。

ドンド焼きのそもそもは、
災難や疫病神が村に入ってこないようにという願いから
行なわれる年中行事ですが、
あくまで主体は、「子供」になります。

子供の頃から私は、先輩やおじさんたちから
「ドンド焼き」で焼いた餅を食べると、風邪をひかないとか、
お正月に書いた、書初めを燃やし、その燃えがらが
高く上がったら字が上手になるという具合に、
教えてもらいました。
あくまで子供にとっての意義が強調され、
「火」を扱うものの「子供の行事」でした。

かつては、この2つの「ジジ」・「ババ」のご神体も
子供達が作っていたようですが、僕らの頃は、
既に大人たちが前日の日にこの2つのご神体を作ってくれていました。

残念ながら、ドンド焼き自体を行なう場所がかなり減ってきました。
路面がアスファルトの場所では、アスファルトが溶けてしまうので、
どうしても路面が土で且つ、火を燃やしても
安心な広さでなければいけません。

少子化の影響でしょうか、子供の数が隋分と少なくなり
「大人」がかなり入り込んだ行事になりつつあります。
場所の面でも運営する面でも、
地域における伝統行事の維持継承が難しくなるつつあります。
小さな伝統行事をいつまでも続けたいものです。









身長が伸びた正でしょうか。
かなり小ぶりになったような気がする「ドンド焼きのジジとババ」



昨年まで使っていた達磨に、この時期に眼をもう片方にいれ
両目を黒くして、ドンド焼きで燃やします。



旧豊野町地区の浅野区内では、
各組単位で、ドンド焼きが行われます。

各組によっても、ドンド焼きのジジとババは違います。




勢いよく燃えるジジとババ。
高く燃える火の有様を見て、「火の怖さ」とか
「火には気をつけるように」とか「火」についても教わったものです。









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Posted by ドジヒコ at 09:36Comments(0)北信濃ならでは