QRコード
QRCODE
インフォメーション
長野県・信州ブログコミュニティサイトナガブロ
ログイン

ホームページ制作 長野市 松本市-Web8

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 5人
プロフィール
ドジヒコ
ドジヒコ
とよの町で桃・梨・リンゴといった「善光寺平のくだものたち」を作っています。
いわゆる「アラフォー」の世代となりました。
都内での百貨店でのアパレル勤めから、20年ぶりの故郷長野で日々悪戦苦闘しています。
桃・梨・りんごと善光寺平のくだものを中心に、自然にやさしい農業のことを中心に見習い修行中の感じた出来事を随時アップしています。
目下の悩みは、ちょっと食べすぎかなあ・・・・。
お酒も美味いから、ドンドン飲んでしまうし・・・・・・。
空気・お水・食べ物、信州のものは美味しいです。
オーナーへメッセージ
< 2009年02>
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
新規投稿

新規投稿するにはログインする必要があります。会員IDをお持ちでない方はIDを取得された後に投稿できるようになります。

2009年02月11日

北信濃の冬場のご馳走・・・おやきその2

昨日の具を使っておやき作り。

我が家は、「蒸かす」おやき。
蒸かすおやき、
焦げ目をつける焼くおやき
油で揚げるおやき

はたまた、一度蒸かしてから、それを焼くおやきのような
折衷派のおやきもあるようです。

南北に長い信州ですから、おやき一つとっても
地域色豊かに様々な作り方があるようです。

その昔、おやきの小麦までは、全く自作していて
リンゴがここまで盛んになるまでは、
善光寺平では、小麦と養蚕用の桑が栽培されていました。

善光寺平の、主要な農作物を見ると
江戸後期から、菜種油用の「菜種栽培」。
同じく、善光寺綿とまで言われた「綿花栽培」
近代に入り、養蚕用の「桑栽培」。
そして、粉食文化発達の源となった「小麦栽培」
がありました。

いずれも時代の流れとともに、
いつの間にか消えてしまい、
上記のものは、いまやほとんど善光寺平では
栽培されていないようです。

小麦は、「オレゴン系」の粉を使います。
この「オレゴン系」の粉が一番お焼きには合うのだと
母親は申しております。

かつて善光寺平で栽培されていたのは、このオレゴン系の
「伊賀筑後オレゴン種」だったそうです。

しかしながらこの伊賀筑後オレゴン種もいまや
「幻の小麦」とまで言われる程希少とだそうですが
おやきやうどんなど信州の粉食文化には
この「伊賀筑後オレゴン種」が一番なのだそうです。

小麦に、水など入れて、生地を寝かせます。
この際、また膨らまし粉の「ベーキングパウダー」を
入れるか入れないかが、おやき作りの際
意見が分かれるようです。
我が家では、膨らまし粉を入れた「ふっくらした」おやきにします。

昨日お話した、野沢菜の炒めたものはそのまま、包んで蒸かします。
大根は、みそにお砂糖等を加え、ちょっとした味噌餡を作り
それを挟んで、丸めて蒸かします。
小豆餡も、丸めて蒸かします。

そんなに日持ちはしないのですが、
ご近所におすそ分けしたり、
親戚に配ったりしますから、結構沢山作ります。

こうして、一家族では食べきれないほど作ることからも
おやきが、北信濃地方にとっては、
「冬場のご馳走」であったことが伺えます。

なかなか「男子厨房に入らず」と言って
僕が台所に立つのを嫌がる父ですが、
「マイ包丁」も持つわたくし。
こういった粉食文化もはじめ
信州の風土食を覚え、
信州ならではの味を守り伝えてゆきたいと思う昨今です。






野沢菜の炒めたものを具にしたおやき。




大根に味噌餡を挟んで。





味噌餡を挟んだ風景。




沢山作って、ご近所にもおすそ分け




ちょっと膨らまし粉を入れ、ふっくらしたしたおやきを作ります。




おやきには、「オレゴン系」が一番いいそうです。














善光寺平のくだものたち リンゴ・桃・梨 


完熟&完熟 樹上完熟の信州林檎・・・・・・・・・「完熟サンふじ」ご好評販売中
ご家庭用 徳用コース バザール開始!!



信州の、美味しいりんごを、お手ごろ価格で全国へ!!
美味しい信州ならではの産直サイト

長野のりんご産直 信州北信濃 坂爪農園 信州ギフト



  


Posted by ドジヒコ at 08:33Comments(0)北信濃ならでは