2011年01月27日
市田柿に思う。
先日「食わず嫌い」のことを書いたが
http://sakatsume.naganoblog.jp/e640172.html
僕の場合、干し柿も子供の頃から
随分と長く苦手であった。
ここ数年、
長野県下伊那地方の「市田柿」のブームがあり、
新聞の広告にも載ったり
スーパーでも、8個入りくらいの
お手軽なサイズも出回るようになり
ついつい購入した次第である。
我が家でも、
庭に1本だけ渋柿の樹があり
細々と干し柿を作るのであるが
なかなか上手いように「粉」が吹かない。
同じ柿ゆえ
我が家の干し柿と「見てくれ」の色形の違いくらいであろうと
「タカ」を括っていたのであるが
これが大いなる勘違いであった。
市田柿は、実にやわらかく
甘すぎずに美味なのである。
思わず、「杏のグラッセ」を
思い浮かべたのであるが
グラッセと言うと
砂糖で煮詰めて乾かすのであるから
市田柿の製法とはまた違う。
市田柿は
砂糖も使っていないし
煮詰めて、味を凝縮させたわけでもない。
ジックリと干して乾燥させて
透き通るような
色と味に仕上がっているのである。
昨年であったか
県立の歴史館で
市田柿の前身の「立石柿」に関する
本を読んだことがある。
立石柿は、
市田柿の前身で
江戸の時代に
天龍川を船で下り静岡に出て
江戸の街まで運ばれ
お正月に「縁起物」として
食べられていたらしいのである。
船で運ばれたほかに
当時上下伊那地方で盛んであった「中馬」によっても
江戸の街まで運ばれていたかもしれない。
もしかしたら、江戸の街と言わず
「中馬」の通運が盛んな上下伊那地方であるから
馬の背に乗って
名古屋・大阪と言ったのかもしれない。
実に、今日「市田柿」として
全国的に有名な飯田下伊那の干し柿は
既に江戸の頃から
江戸の街・はたまた上方でも販売されていた
元祖「信濃銘菓」かもしれない。
そんな江戸の頃から
江戸っ子に親しまれ、古い由緒ある
市田柿を食べずに
今日まで至ったことに
今回食してみて、多いに長野県人として
北信地域に住んでいるとはいえ反省をしている。
南北に東西に広い長野県
まだまだ深く掘り下げていくと
美味しいもの、
味わい深いものが見つかるかもしれない。
そしてまた山国とはいえ
天竜川の水運や
中馬の背に乗せて
遠い国まで信州の銘産品を
紹介した上下伊那の人々の先見の明に
感服する次第である。
北はアルプスから南は木曾の
信州の日本酒探訪もいいが
お酒は、ちょっとお預けをして
ここいらで、まだまだ奥が深そうな
信州の美味なものを
探してみたいと思っている。
手前が市田柿
奥が我が家の干し柿

甘すぎず、やわらかくしつこくないので
若い人でも食べやすく
たくさんいただけると思う。

濃い口の甘さ 我が家の干し柿

善光寺平のくだものたち リンゴ・桃・梨
「信州のくだもののある生活」をごいっしょに!!
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長野の桃 梨 りんごの産直 信州北信濃 坂爪農園 信州ギフト
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僕の場合、干し柿も子供の頃から
随分と長く苦手であった。
ここ数年、
長野県下伊那地方の「市田柿」のブームがあり、
新聞の広告にも載ったり
スーパーでも、8個入りくらいの
お手軽なサイズも出回るようになり
ついつい購入した次第である。
我が家でも、
庭に1本だけ渋柿の樹があり
細々と干し柿を作るのであるが
なかなか上手いように「粉」が吹かない。
同じ柿ゆえ
我が家の干し柿と「見てくれ」の色形の違いくらいであろうと
「タカ」を括っていたのであるが
これが大いなる勘違いであった。
市田柿は、実にやわらかく
甘すぎずに美味なのである。
思わず、「杏のグラッセ」を
思い浮かべたのであるが
グラッセと言うと
砂糖で煮詰めて乾かすのであるから
市田柿の製法とはまた違う。
市田柿は
砂糖も使っていないし
煮詰めて、味を凝縮させたわけでもない。
ジックリと干して乾燥させて
透き通るような
色と味に仕上がっているのである。
昨年であったか
県立の歴史館で
市田柿の前身の「立石柿」に関する
本を読んだことがある。
立石柿は、
市田柿の前身で
江戸の時代に
天龍川を船で下り静岡に出て
江戸の街まで運ばれ
お正月に「縁起物」として
食べられていたらしいのである。
船で運ばれたほかに
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実に、今日「市田柿」として
全国的に有名な飯田下伊那の干し柿は
既に江戸の頃から
江戸の街・はたまた上方でも販売されていた
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そんな江戸の頃から
江戸っ子に親しまれ、古い由緒ある
市田柿を食べずに
今日まで至ったことに
今回食してみて、多いに長野県人として
北信地域に住んでいるとはいえ反省をしている。
南北に東西に広い長野県
まだまだ深く掘り下げていくと
美味しいもの、
味わい深いものが見つかるかもしれない。
そしてまた山国とはいえ
天竜川の水運や
中馬の背に乗せて
遠い国まで信州の銘産品を
紹介した上下伊那の人々の先見の明に
感服する次第である。
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お蚕さんのさなぎ・・・「ドキョウ」を味わう・・・美味なの?珍味?ゲテモノ食い?大丈夫なの?
長野県ならではの南水梨・・・・・・・・・・信州ならではのお歳暮に
イナゴ・・・・・懐かしい思い出の味
夏の終わりに・・・・・
大衆メロンよ再び!!・・・・プリンスメロン
ルバーブ・・・・・信州のハーブ
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Posted by ドジヒコ at 20:24│Comments(0)
│信州ならでは