2012年02月13日
おやきアレコレ・・・・・おやきの進化
ご近所から「おやき」をいただいた。
油で揚げた「おやき」である。
我が家で作る場合、おやきは「蒸かす」。
このいずれも、「おやき」の名前の由来の
「焼く」という作業は、
一切行なわれていない。
今、「灯明まつり」で賑わいをみせている
善光寺大門に鬼無里のおやき「いろは堂」さんがある。
かつて「いろは堂」さんに立ち寄ったとき、
少々お焦げのある「焼いた」おやきをいただいた。
囲炉裏があった時代は
囲炉裏の灰の中におやきを入れて
「焼いた」のちに、
灰を落として食したようである。
囲炉裏のある生活は
明治に入って、電灯が通ると同時に
徐々に無くなっていき、
「囲炉裏」が無くなる事で
「焼く」おやきが廃れ、
「蒸かす・揚げる」おやきが、
発達してきたのかもしれない。
囲炉裏の後に、
炭や豆炭を使った「こたつ」の時代が登場するが
「囲炉裏の中におやきを入れて・・・・」というと
なんだか風情があるが、
いくら「コタツ」が冬の季語でも、
「コタツの中におやきを入れて・・・・」というと
ちょっと食べるのに閉口してしまう。
しかし、この「囲炉裏」と言う
「暖を採る、明るさを採る、調理に使う」という
非常に便利な多重的機能を備えた器具の衰退は
おやきにとっては、
「蒸かす・揚げる」という方法が開発されることで次の時代に存在しうる
「進化のきっかけ」であったかもしれない。
また、「おやき」は、稲作が出来ない地域の生んだ知恵とされ、
「お米」の代用食としての役割を担い
米の栽培が不可能な信州の粉食文化の代表とされてきた。
しかしながら、稲作が高冷地でも可能となり
善光寺平でも、遠い昔から稲作が可能であったことから
「代用食」としての「おやき」から
「お盆」など節目節目には欠かせない「風土食・行事食」として
現在信州では、食べられている。
「お米の代わり」という、「目的」としての存在意義から
丸ナスやノビル・野沢菜と言った
信州の様々な「旬」を味わう「手段」としての役割に
「おやき」の存在意義が変わってきているように思える。
今や「おやき」は信州にとって
欠かせない「風土食」となった。
「焼いた」時代から「蒸す・揚げる」時代へ。
「代用食」の時代から、旬を食す「風土食」の時代へ。
今、信州のおやきは「野沢菜」が「旬」である。
春の気配を感じる今日この頃、
次にやってくるのは「フキノトウ」であろうか。
おやきは、信州では「進化」をし続けている。
あらためて、信州のおやきの偉大さを感じる。
今川焼きをこじんまりとさせたような
「油で揚げた」おやき。

中身は信州の冬に欠かせない「野沢菜」
野沢菜の漬物を細かく刻んで
煮なおしたものは、冬の「旬の食材」である。

善光寺平のくだものたち リンゴ・桃・梨
信州のくだもののある生活をご一緒に
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地球に優しい、環境にやさしい農業を目指して・・・・・・・・長野県環境にやさしい農産物認証を取得しました。
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長野の桃 梨 りんごの産直 信州北信濃 坂爪農園 信州ギフト
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油で揚げた「おやき」である。
我が家で作る場合、おやきは「蒸かす」。
このいずれも、「おやき」の名前の由来の
「焼く」という作業は、
一切行なわれていない。
今、「灯明まつり」で賑わいをみせている
善光寺大門に鬼無里のおやき「いろは堂」さんがある。
かつて「いろは堂」さんに立ち寄ったとき、
少々お焦げのある「焼いた」おやきをいただいた。
囲炉裏があった時代は
囲炉裏の灰の中におやきを入れて
「焼いた」のちに、
灰を落として食したようである。
囲炉裏のある生活は
明治に入って、電灯が通ると同時に
徐々に無くなっていき、
「囲炉裏」が無くなる事で
「焼く」おやきが廃れ、
「蒸かす・揚げる」おやきが、
発達してきたのかもしれない。
囲炉裏の後に、
炭や豆炭を使った「こたつ」の時代が登場するが
「囲炉裏の中におやきを入れて・・・・」というと
なんだか風情があるが、
いくら「コタツ」が冬の季語でも、
「コタツの中におやきを入れて・・・・」というと
ちょっと食べるのに閉口してしまう。
しかし、この「囲炉裏」と言う
「暖を採る、明るさを採る、調理に使う」という
非常に便利な多重的機能を備えた器具の衰退は
おやきにとっては、
「蒸かす・揚げる」という方法が開発されることで次の時代に存在しうる
「進化のきっかけ」であったかもしれない。
また、「おやき」は、稲作が出来ない地域の生んだ知恵とされ、
「お米」の代用食としての役割を担い
米の栽培が不可能な信州の粉食文化の代表とされてきた。
しかしながら、稲作が高冷地でも可能となり
善光寺平でも、遠い昔から稲作が可能であったことから
「代用食」としての「おやき」から
「お盆」など節目節目には欠かせない「風土食・行事食」として
現在信州では、食べられている。
「お米の代わり」という、「目的」としての存在意義から
丸ナスやノビル・野沢菜と言った
信州の様々な「旬」を味わう「手段」としての役割に
「おやき」の存在意義が変わってきているように思える。
今や「おやき」は信州にとって
欠かせない「風土食」となった。
「焼いた」時代から「蒸す・揚げる」時代へ。
「代用食」の時代から、旬を食す「風土食」の時代へ。
今、信州のおやきは「野沢菜」が「旬」である。
春の気配を感じる今日この頃、
次にやってくるのは「フキノトウ」であろうか。
おやきは、信州では「進化」をし続けている。
あらためて、信州のおやきの偉大さを感じる。
今川焼きをこじんまりとさせたような
「油で揚げた」おやき。
中身は信州の冬に欠かせない「野沢菜」
野沢菜の漬物を細かく刻んで
煮なおしたものは、冬の「旬の食材」である。
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