麦茶の思い出

ドジヒコ

2011年07月11日 21:46

本日も非常に暑い一日であった。
熱中症予防のためにも
十分な水分補給をし
農作業に臨みたいものである。

さて、その水分補給に冷たい飲み物は欠かせない。
特に「麦茶」は打ってつけである。

いまでこそ、簡単に手に入る麦茶であるが
僕らの子供の頃は、「嗜好品」の類であった。

僕の記憶では、
夏の午後、散々遊んで近所の友達のおばさんに
冷たい麦茶を入れてもらったことが忘れられない。
しかも、その「麦茶」には、砂糖が入っていて
すごく甘く、美味しかったのだ。

かつては、麦茶は大きなやかんに
炒った麦を入れ、グツグツ煮出していた。

さすがに、麦を炒っているのを見たことは無く
炒った麦が販売されていたのであるが
その麦を煮出して、麦茶ならではの風味を出すのは
今のように簡単ではなかった。

麦茶を作るのは、
ひと仕事であったと言っても過言ではあるまい。

そうすると、必然的に麦茶は
ガブガブ飲むものではなく、
お上品に夏の暑さを和らげる風情ある飲み物となり
普段やたらと飲むものではなかった。

だから、砂糖が入って
ほんのり甘いとなると、
暑い最中に、ひとさまに一献差し出す飲み物としては
打ってつけだったのだ。

もちろん、子供たちは
ミネラルウオーターも無い時代だから
水道に口をくっつけて、水をジャブジャブ飲んでいた。

昔も今も水道の水の衛生基準は変わりないと思うのだが、
当時は、「生水をたくさん飲むとお腹をこわす!!」と言って
湯冷ましを飲まされたりもした。

今日、麦茶が、製造方法も簡略化し
いつでもどこでも出来るようになった。
煮出さなくとも、ティーバッグを水の中に入れるだけで
美味しい麦茶が出来る時代になったのだ。

麦茶がいわば、「大衆化」し
いつの間にか
砂糖の入ったほんのり甘い麦茶も
お目にかからなくなってしまった。

しかしながら、僕の中では、
砂糖の入ったほんのり甘い麦茶は
炒った麦をわざわざ煮出して、手間をかける「麦茶」として
ひとさまに出す「嗜好品」として
大衆化された麦茶とは区別したいと思うのである。






冷たい麦茶
今では、食事の際の水の代わりとなった。



水のなかにティーパックを入れるだけでは味が出ないと
いまだに、やかんでティーパックを煮出している。
































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