「麦の秋」・・・・この時期に黄金色の秋???

ドジヒコ

2011年06月14日 21:41

「麦秋」とは初夏の季語である。

善光寺平では余り見かけないが
須坂市の八重原辺りを通ると
黄金色の光景がこの時期広がる。

もう既に6月であるから、
「万緑」とか「深緑」という言葉がふさわしい。

そんな緑深き季節に
麦の黄金色は、何とも違和感があるのだが、
一昔前は当たり前であったようだ。

南北に広い日本列島では、
高知県など南国では、
稲が2回収獲できる「二期作」が可能である。

では、長野ではどうであったかというと
米が2回出来ない代わりに
表作に「お米」、裏作に「麦」の
二毛作であったはずだ。

母親やおばの子供の頃
春先に「麦踏み」をさせられたとよく聞いた。
米の収獲後には、粉物の「麦」を作っていたのだ。

それがいつの間にか
「麦作」の光景が見られなくなってしまった。

僕らの子供の頃は、
麦の代わりに、「玉ねぎ」を
田んぼ一面で栽培していた。

6月のこの時期は、
玉ねぎの収穫時であったのだ。
その「玉ねぎの栽培風景も
すっかり見受けられなくなった。

そして今や、二毛作どころか
表作のお米を作るのさえ、みな難儀している。

同じように初夏の季節の言葉「早乙女」も
いつのまに消えてしまった。

こちらは、田植えをする女性のことであり
昭和の30年代までは、信越線で新潟方面から
この辺りにも「早乙女」が田植えに来ていたようである。

そんな田植えに来てくれる「早乙女」の風習も無くなり
今では、機械化され、
腰をかがめて、手で植える光景など見られない。

時代の流れと言うとそれまでであるが
季節の言葉が無くなり
実に寂しいものである。

季節の言葉、6月半ばというと「蛍」であろうか。
せめて田んぼの風物詩
「蛍」だけはいつまでも残って欲しいと思う昨今である。




「黄金色」という言葉がふさわしい「麦」




こんな黄金色の光景が
初夏の季節は当たり前であった時代があった。

まさに「麦の秋」である。





豊野辺りではまだ見られる玉ねぎの収穫。

黄金色にはならず
「玉ねぎの秋」とは言わないが
田んぼの玉ねぎが寝て、収獲の季節である。










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