しろ瓜の種を播き思う。・・・・・・塩と信州

ドジヒコ

2010年06月24日 05:05

大分遅くなってしまいましたが、「白瓜」の種を蒔きました。
「長野青皮しろ瓜」、
ちょっと寸胴ででっぷりとした漬物専用の瓜で
この辺りでは、「しろり」と呼んでいます。

年中、漬物が欠かせないし、
次々と季節の旬の食材を使った漬物が
絶えない信州ですが、「シロリの漬物」も
その漬物サイクルの一環です。

今は、きゅうりが獲れ始めましたが
きゅうり以上に夏の漬物といえば、
北信ではこの「しろり」の漬物です。

夏野菜の苗木を販売しているお店でも、
夏野菜の苗木の販売がひと段落した昨今
今は、この「しろり」の苗木が結構店頭に並んでいます。

冬から春にかけての白菜漬け・野沢菜漬け・・・・・・
春先からのキャベツの浅漬け・・・・・・・
夏のきゅうりの浅漬け、シロリの漬物・・・・・
夏から秋へ掛け茄子の辛子漬け・・・・・・・
他にも、旬の野菜を信州味噌で漬け込む「味噌漬け」

我が家周辺でもこんな感じですが
広い信州では、もっと様々な漬物があるでしょう。

一般的に、漬物は「塩」を多用しますが
信州は、海がありませんから
昔から、「塩」は、貴重であったはずです。

今でこそ、漬物は「箸休め」などと呼ばれ
二の次・三の次的な存在ですが
狭い千国街道を運び、
はたまた千曲川に船を浮かべ、塩を運んだ歴史を
思い浮かべると、
信州人の漬物に対する思いが
並々以上であったことを痛感いたします。

「塩」は漬物にはもちろんですが
信州味噌にも使います。
「塩」を使った地名「塩尻」とか「片塩」 「塩川町」とか・・・・
また貴重な塩を販売していたからでしょうか
「塩屋醸造」さんとか「塩屋・・・・」と
「塩」が付く名前も多いのに驚きます。

切っても切れない関係の「塩」を
いくつものハードルを越えて
苦労して手に入れ
たっぷりと使った漬物を多食した信州人。

汗をかくお百姓にしょっぱい「塩ッ気」のある漬物は
欠かせなかったでしょうし
漬物をいただく際のお茶も
欠かせない存在であったはずです。

まさに、今日いただいている漬物一つとっても
「塩」のことや「お茶」のことも絡み
郷土の歴史・風土があると思うと
その連綿と続いた文化に驚きを感じます。

こうした信州の食文化を受け継ぎたいと思う昨今
今年は、様々な漬物にチャレンジしてみたいと思います。



しかしながら、台所も担当し
漬物まで担当したら・・・・・・????
益々お嫁さんが来なくなるのではと
心配も募る昨今でもあります。











北信で多用されている長野青皮白瓜




シロリにたっぷりと塩を使って奈良漬の準備
信州で獲れる「梅」も
たっぷりと「塩」を使って、「梅漬け」を作ります。

塩は信州は、取れませんでしたが、
信州には欠かせ無かった存在だったのです。






シロリの漬物(過去の写真から)
信州の夏、シロリの漬物は欠かせません。



















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