木守りの柿・・・・晩秋の信州北信濃で

ドジヒコ

2009年11月02日 07:54

ご近所の軒先に柿のすだれを見かける季節となった。
全国各地、何百もの種類があるといわれている柿であるが
軒先に干して、干し柿にする風景は
全国各地、どこの家庭でも見受けられる風景である。

我が家の柿も昨年豊作で
豊作の翌年、柿は不作になると言われているにもかかわらず
今年も、たんまりと実をつけてくれた。

「木守り」と言う言葉があるように
次の年によく生る(なる)ことを願って
木に実を残しておく習慣もあるが
確かに昨年は、とり切れずに
多数の「木守りの柿」を残してしまった。

結局、その「木守り」のおまじないが、利いたのか
それとも毎年無数の柿の実を残しておき
それが冬場の鳥たちの餌になることから
冬場の鳥たちの餌を確保せんがための
天の仕業か判らずじまいだが、
今年も無数の柿の実をつけてくれた。

別段、肥料を与えるわけでもなく
農薬散布をして、防除するわけでもなく
ほとんど手にかからない柿であるから
全くこれは、天からの授かりものであり、
我が家だけの独占物ではないと思っている。

6月のジューンドロップの季節
無数の小さな柿の実が落ちたことから
今年は不作かと心配したが
全くの杞憂に終わってしまい一安心である。

ご近所にはもちろん
知り合いにもこの天からの授かりものをおすそ分けして
残りは今年も、鳥たちの取り分とするつもりだ。

さて、今年も無数の柿を収穫せずに
多数残し、鳥たちの取り分を確保したが、
鳥たちのためにも来年も豊作を願わずにはいられない。

来年のことなど何とも気ぜわしいのであるが
「木守り」のおまじないをしなければ
もしかしたら来年は、実をつけてくれないのではないかと思うと
気が気ではないのである。

木守りおまじないは
本来、木に一つだけ残すことから
生じたおまじないである。

多数残したからそのオマジナイが利くわけではないのであるが
心配性の僕は、今年も木守りの柿を
たくさん残さずにはいられない。

でも、まあそのうちに鳥たちが啄ばんで
たくさん残した木守りも最後には、ひとつとなり
結局のところ、そのひとつだけ残る柿が
本当の木守りの柿になってくれるのかもしれない。



今年も豊作な柿。







ちょっとおすそ分けしてもらい
干し柿つくりへ。







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