甘酒・・・・麹を使った濃厚な味わい。
本格的な忙しさになる前に、
北信濃地方では、自家製の「味噌作り」が行われます。
子供の頃、春先には、ご近所が集まって
麹を作り、大豆を茹でて、台所一杯を使って
味噌玉を作り、味噌を仕込んでいたのを思い出します。
麹作りも、セイロ一杯蒸かしたお米を使って
何日も掛けて麹を作っていました。
麹を作る際は、独特のにおいが発生しますので
その頃になると、
我が家は麹の匂いに包まれていました。
大豆を、蒸かして専用の機械を使って潰した後
子供の頭くらいに丸めて「味噌玉」を作り、
味噌玉はしばらく、寝かします。
寝かせていると、
味噌玉の外側の部分の「皮」の部分が固くなり
その「皮」の部分を焼いて、砂糖しょうゆをつけて
おやつ代わりにして食べた記憶があります。
そんな美味しいものではなかったのですが
どちらかというと「不味かった」部類に入るのかもしれません。
しかし、なんとなく懐かしく、最近食べたいような気がするのですが
今では、こうしたご近所集まっての味噌作りの光景が
なかなか見れなくなりました。
味噌作りの際の楽しみがもう一つ。
麹を使った甘酒です。
甘酒には、麹を使った白くどろどろした甘酒と
酒蔵酒を搾った後の「板粕」を使った香り豊かな甘酒があります。
一般的ないわゆる甘酒は、前者の方です。
麹にお湯を入れて、コタツに寝かせて半日。
温度が高すぎても、甘くならず低すぎると
酸味が強くなってしまいます。
前の晩に仕込んでおいた甘酒は、朝には出来上がり。
麹の香り豊かな甘酒となります。
本格的な農作業が、始まる前に
北信濃では、こうして味噌を作ったり
秋につけた野沢菜を使って、佃煮を作ったり・・・。
春には春で、結構農作業以外にもこうして家事作業で
忙しかったのを思い出します。
お金さえ払えば、味噌も簡単に手に入るようになりましたが
味噌玉の皮のおやつや甘酒と言った副産物も出来る味噌作り。
いつまでも続けたい田舎ならではの行事です。
自家製の麹を使った「甘酒」
濃厚な味わいと、麹の香りが豊かです。
味噌作りの欠かせない「麹作り」
春先の農家では、こうした「麹作り」が行われていました。
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