縁側の思い出・・・・りんごの皮を剥きながら。
昨年と比較すると、暖かい1月である。
しかし、やはり1月。
庭に出て作業するのも億劫な季節である。
桃・なし・りんご。
そろそろ剪定をスタートしなければならないのだが
なかなか重い腰が上がらないのも
この季節だからかもしれない。
コタツに入ることが多くなる季節だが
縁側が意外と暖かいものである。
10時前くらいからラジオをつけて
りんごの皮を剥き始める。
昨日も書いたように、
この湿気の無い時期を利用して
干しりんごつくりを進めている。
要領が同じなので
同時進行でアップルパイの具も作ったりしている。
縁側は、日中お日様さえ当たれば、この上なく暖かい。
縁側にいると思い出すのは、
祖母とよく縁側で日向ぼっこしていたことである。
亡くなった祖父の老眼鏡がもったいないと言って
かなり度が強かったはずであるが、掛けていた。
いつも針仕事をしていたが、この時期は専ら布団を打ち直したり
着物を打ち直していたような気がする。
千曲川を挟んだ小布施町の山王島から嫁に来た祖母は
とにかく働き者であった。
戦争が終わって、旧満州から祖父の兄弟が、大勢帰ってきたり
村の仕事や頼まれたら、仕事そっちのけで走り廻っていた
祖父に代わり、田んぼに出て、りんごを作っていたそうである。
当時は、軽トラなんか無かった時代、
リヤカーにりんごの木箱を積んで、りんごを収穫に行き
夜遅くに、りんごを積んだリヤカーをひっぱて来たそうだ。
りんごをしょって、信越線に乗り
新潟県までりんごの行商に出かけたりもしたそうである。
子供の頃は、そんな祖母とよく冬場に縁側にいたのを思い出す。
子供なのだから、テレビを見ていたほうが良さそうであるが、
何だかわからないが、いつも祖母の横にいた気がする。
別段、何か祖母から教わった記憶は無く、
器量が良いわけでもなく、
どちらかというとブキッチョだったかもしれない。
しかしながら、そばにいるだけで安心させてくれた
正直に生きた祖母の生き様自体に、敬服している。
その祖母ももう亡くなり、
いまは一人での日向ぼっこになってしまったが、
縁側にいると、なぜか安心して冬の作業が進むのである。
短い時間だが、この時期のお日様が当たる縁側は
この上なく気持ちいい。
庭のネコヤナギの芽も膨らみ始めた。
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