冬場の鳥たち・・・・・助け合うということ。

ドジヒコ

2009年01月13日 09:43

朝方いいお天気と思ったら、日中は、吹雪き、
午後になると、ポカポカというお天気であった。

雪が少ないせいか、裏の田んぼに地肌が見えるのであるが、
昨年の秋「豆ハタキ」を行った場所では、
鳥が、豆ハタキのあとの残り物の豆をつついていた。

冬の間、スッカリ雪に覆われてしまう北信濃では
鳥たちにとっては、ついばむものがなく、
まさに死活問題な冬なのである。

柿の木やりんごに木に残った「実」もすっかりこの頃になると
ついばまれてしまい、一面の雪の中で鳥たちがついばむものは
無いに等しい。

今年は、比較的雪が少ないせいか、我が家の裏庭のような
地肌が露出している箇所から、
餌になるものを見つけ出せているかもしれない。

新聞の投稿欄に、こんな冬にさなかに餌のない鳥たちは
スズメも百舌も小鳥たちもお互いに餌を譲り合い
満腹でなくとも、みなに餌が行き渡るように
「譲り合い」をしつつ、厳冬をジッと待つ
というニュアンスの記事が投稿されていた。

世は、非常に厳しい。
自由に競争する時代にお互い切磋琢磨するのもいいが、
競争する前に、同じスタートラインいたっているであろうか??

僕らが就職した時代は、バブルの最終時期で、
チヤホヤされた時代であった。
どこへ行ってももてはやされた時代、
それに乗った世代。

一転して、入社してすぐにバブルは崩壊。
崩壊後、毎年新入社員は減り続け、
いわゆる「失われた10年」という時代には
全く新卒が入らない年もあった。

そんな時代に就活をした世代は、大変であった。
新卒で新入社員になれない時代。
我々の世代と違い、
大学の後輩たちは、就職するにも非常にに困難な時代であった。

我々のバブル期の世代と、失われた10年の世代。
違うものは、時代背景、環境・・・・・・。
スタートラインが違っているのである。

望んで派遣社員になったのでなく、
やむを得ず派遣社員など、
非正規社員にならざるを得ず、
非正規で働き始め、今日に至っているという事実を踏まえて
考えないといけない。

自由競争の中、必死に走る続け、
1等賞を目指したり、切磋琢磨もいいが
ふと立ち止まり、お互い助け合ったらどうかと思う昨今である。







豆ハタキのあとに、まずは鳩が、豆の残りを啄ばみに。



スズメもアンテナにとまり、ジッと待っているようである。


りんご畑の収穫されなかった小さなりんごは
冬場の鳥たちの絶好の餌である。








善光寺平のくだものたち リンゴ・桃・梨 


完熟&完熟 樹上完熟の信州林檎・・・・・・・・・「完熟サンふじ」ご好評販売中
ご家庭用 徳用コース バザール開始!!



信州の、美味しいりんごを、お手ごろ価格で全国へ!!
美味しい信州ならではの産直サイト

長野のりんご産直 信州北信濃 坂爪農園 信州ギフト




関連記事