麹を使って「甘酒」を作る。

ドジヒコ

2014年03月19日 06:14

春のこの時期に恒例の
信州味噌を共同で仕込んだ。

「信州味噌」は、いまや全国的に有名であるが
そもそもは、各個人が自宅で醸造していたもの。
我が家でも、そんな信州味噌を
僕が物心付いていた頃から
仕込んでいた。

塩をたっぷりと使っているため
長期保存も利くし
塩気があるから、「万能調味料」としても抜群である。

現に、僕は、カレーでもマーボ豆腐でも
隠し味のように必ず自家製の「信州味噌」を加える。
非常に「コク」が出るのだ。

さて、その信州味噌を作るには
「麹(こうじ)」が必要となるが
麹も自分たちで作る。

麹の「種菌」をJAから購入してきて
蒸したお米に掛け寝かす。
温度管理をしっかりと行い麹が出来上がる。

その種麹を味噌つくりには使うのであるが
味噌つくりのことは、次回に譲るとして
今回はその「種麹」を使った「甘酒」を
ご紹介したい。

甘酒は、今やスーパーで購入するもの
はたまた缶入りの飲みきりサイズで飲むものと
「買って飲むこと」が当たり前のようになってしまったが
日本酒を仕込んだり、味噌を仕込んだりする際の
「種麹」を使って簡単に出来るので
味噌作りのこの時期の信州の風物詩でもある。

簡単にと書いたが
「種麹」を鍋に入れて
熱湯でないお湯を入れて
コタツの中で、麹菌が活躍してくれるのを待つ。
麹菌が活躍して、醗酵し甘酒となる。

醗酵が進めば、ドロッとした「濃い口」の甘酒になる。
アルコールが一切入っていないし
砂糖など一切加えていないにもかかわらず
強烈な甘さの飲み物なのであるが
ひな祭りなどの春の春の恒例行事にも欠かせない。

コーヒーが大好きで
濃い目の熱いコーヒーをブラックで好んで飲んでいるが
これが、冷たいコーヒーとなると
濃い目のしかもブラックとなると
少々閉口してしまう。

しかしながら、甘酒は濃い目でも薄味の場合でも
そして、ホットでも冷ましてでも
実に美味しくいてだけてしまう。

昔から滋養強壮にはもってこいの飲み物で
老若男女が飲める、
古来から伝わる生活の知恵的な飲み物である。

残念ながら、今や自宅で味噌を仕込む家庭が
少なくなってしまった。
我が家でも、祖母が存命の頃は
一貫して一から味噌つくりの全てを自宅で行っていた。

今では、一部を自宅で行い
共同の加工所で残りの大半を行い
信州味噌を共同で仕込んでいる。

どの家庭でも仕込んでいた「信州味噌」
そして、どの家庭でも作っていたであろう「甘酒」

「面倒」「手間がかかる」といえばそれまでであるが
そんな面倒で手間がかかるからこそ
いつまでも「春の恒例行事」として
残っていて欲しいと思う次第である。





麹菌の力で甘くなった「甘酒」




この種麹を使って信州味噌を仕込む。






この麹菌を使って「ドブロク」など出来たら楽しいなあと
思うのであるが、自宅で酒なぞ作ったら
毎日飲みそうであるし
酒税法上関係当局への申請が必要である。



















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