玉ねぎ収穫の前の副産物・・・余り有難くは????

ドジヒコ

2013年05月30日 04:44

田植えが近所でも始まりました。
かつては、表作が稲作
裏作が玉ねぎの2毛作が行なわれ
田植え前に、玉ねぎの収穫で大忙しの風景が
近郊でよく見られました。

今では、すっかりその2毛作の風景は無くなり
裏作に玉ねぎが無い水田では
かつてより田植えが早まったような気がいたします。

豊野町辺りでは、そのたまねぎは
6月中下旬に掛け収獲しますが
この時期、ちょっと早い「葉たまねぎ」の収獲をします。

「葉たまねぎ」とは
玉ねぎの「塔」が立ってしまったものを指します。
晩秋に植えつけて、
雪の洗礼を受け、雪解けとともに水分を一気に吸い上げ、
大きくなっていくのが信州のたまねぎ。

そんなたまねぎの中で
本来は、養分がたまねぎの「玉」の部分に行くはずですが
子孫を早く残そうとしてか、
葱坊主の「塔」が立ってしまい
養分がその「塔」に行ってしまい
以後本来の「玉」の部分に養分が行かず
大きくなれないのが、通称「塔立ち」こと葉たまねぎです。

農家にとっては
「塔立ち」が立つと
たまねぎの玉が大きくならないので
商品価値が無くなるので、
なるべく少ないほうがありがたいのです。

南北に広い日本列島ですので
スーパーには、既に今年の「新たまねぎ」が
登場していますが
地元で収穫したこの「塔立ち」を新たまねぎの代わりに
料理に使うと、大変重宝します。

たまねぎのサラダ、たまねぎの油味噌・・・・・・・・
本来の地物の新たまねぎは
6月中下旬の収獲ですのでもうしばらくですが
「塔立ち」が出現してくれるおかげで
一足早く、「新たまねぎ」の
味わいが楽しめるのです。

そして、「葉たまねぎ」と呼ばれるように
この時期の「塔」が立ったたまねぎは
「葉の部分」も、薬味ですとか
味噌汁の具ですとか
やわらかいので、十分に使えるのです。

農家にとっては
厄介で、出現しないほうがうれしい
この「葉たまねぎ」こと塔立ち。
料理をするものにとっては
うれしい存在なのです。

地元の農産物直売所「アグリ長沼」や
うえまつ農産物直売所でも
この「葉たまねぎ」を見かける頃となりました。
塔に養分が行き始めて
本来の「玉の部分」は、そう大きくは無いのですが
ぜひ、料理にお使いください。
美味しくいただけますよ。




「葉たまねぎ」こと通称「塔立ち」の「塔」
この塔が立つと、以後たまねぎの玉は
大きくなりません。





ご自宅の昨年の秋たまねぎを植えつけた箇所に
こんな「塔」が立っていませんか??





塔が立ってしまったたまねぎはこんな大きさ
小さいのですが
「新たまねぎ」として十分に美味しくいただけます。













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