我が家の前の堰(せぎ)に蛍が舞い始めています。
堰(せぎ)は、戸隠山麓を水源とする鳥居川から水を引き
農業用水として利用されています。
いまは、コンクリートで固められた部分が多くなりましたが、
昔は、石を積んで壁とし、よく石と石の間からヘビが顔を出したり
川の中の石のくぼみに、手を入れて、銀フナを捕まえたりと
田舎の自然そのものといった「堰(せぎ)」でした。
タニシもいましたから、蛍の幼虫の「カワゲラ」もたくさんいました。
紫陽花の咲く頃になると、蛍がまさに「乱舞」したものです。
防犯上の理由もありますし、用水としての本来の機能もあることから
その後改築され、かなりの部分が、コンクリートで固めれれるようになりました。
もちろんコンクリートで固められた、川底と用水の壁からは
ヘビも突然顔を出さなくなりましたし、
手を突っ込める程の石の隙間もなくなりました。
機能面から言うと、用水本来の機能も有し
扱いやすくなったのではないかと思います。
でもその分、蛍の姿が見えなくなりました。
我が家の周辺は、どうしてかコンクリート化されず
昔のままの部分がかなり残っています。
川底を見つめると、様々な生物を見つけることが出来ます。
蛍の幼虫「カワゲラ」もその中の一つです。
川にスコップを入れておくと、カワゲラがビッシリとくっついています。
そんな奇麗な虫ではなく、これが蛍の幼虫??と思うほどですが、
比較的デリケートな虫で、コンクリートで固められた用水には
全くいません。
よきにつけ悪しきにつけ、既にコンクリートで塗り固められた用水が
ほとんどの昨今となってきました。
少しでも、このままの姿を残して欲しいと思います。
これは、決して、「懐古趣味」でも「郷愁」ではありません。
「残すべき自然は、残す。」
コンクリートでこれ以上、塗り固め、田舎の風景を近代化しても
話題の食糧自給率は決して上がりますまいと思う昨今です。
自然にやさしく、自然と共に
それが本来の姿だと思います。
苗が大きくなり始めた稲田。
田んぼには、今おたまじゃくしがウヨウヨしています。
夜はうるさいくらいのかえるの合唱。
BGMにこんな「かえるの合唱」はいかがでしょうか。
終日の雨で、翼をぬらしたツバメが、羽を乾かす。
手前がネコヤナギの木。左が紫陽花の木。
その間を、石の積み重ねられた堰が流れます。
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