あんころ餅の思い出。

ドジヒコ

2012年12月31日 05:09

昨日餅つきを行なった。

年末の大晦日近く恒例であるが
29日に餅を搗くと、9が「苦労」の苦であり
「苦」を搗くということから
29日が避けて、餅つきが行なわれている。

3人家族であるが
食べ盛りの男の子3人がいる弟一家の分も含め
結構な量を毎年搗いている。

お供え餅は神棚や仏壇に
そのほかは、板餅としてのお正月用と
搗いたその日のうちに頂くお餅と分けて搗く。

その日のうちに頂くお餅は
あんころ餅とゴマの餅。
あんこは、小豆を昨年栽培し自家製のあんこである。

ゴマも自家製といきたいところである。
しかし、栽培が不可能な地域ではないが、
ゴマは収穫の際に爆ぜて、飛んでしまったりと
なかなか大変なようで
僕の記憶の限りでは、
我が家ではゴマを栽培したことが無い。

自家製小豆を使ったあんころ餅は
我が家の定番で、この時期のほかに
春の蓬を使った草餅のときにも登場する。

あんころ餅には、
恥ずかしいような嬉しいような記憶がある。

高校生の頃、当時母校長野高校では
学食があったが、ほとんどの生徒は
弁当持参であった。

その弁当にある年、確か2年生の頃
弁当箱一杯に草もちが詰まっていたことがある。

部活の部屋で、皆で昼食を摂っていたのだが
弁当箱のふたを開けたとたん
一杯の草餅を見て、顔から火が吹くほど恥ずかしかった。

でも弁当箱一杯のあんこの草餅には
物珍しさが手伝ってか、意外に大好評で
あっという間に、皆の胃の中に納まってしまった。
挙句の果ては、来年も草餅で弁当箱一杯にしてきて欲しい
というリクエストまで頂いた。

意外なリクエストのお陰で
家に帰ったら、弁当を詰めた祖母に抗議をしてやろうと
当初思っていたのだが、その抗議のつもりが
感謝とまでは行かないが、「お礼」に変化していた。

祖母もそこまで見越して
弁当箱にあんこの草餅を詰めたのではないが
田舎の素朴なものは
意外にご馳走であったり大好評であったりする。

今年も、自家製の小豆は
このお正月と春の草餅で活躍してくれる。

草取りや収穫・その後の管理など
小豆の栽培は労多くして益は少ない気がしなくもない。

しかし、簡単に手に入る
スーパーの小豆での代替も可能であるが
高校生の頃の弁当箱も件もあったのだから
自身が考えている以上に、「益」は多いかもしれない。
今年も小豆の栽培を続けたいと思っている。


自家製小豆を使ったあんころ餅








こちらはゴマ




神棚へのお供え用のお餅












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