地豆(落花生)を作る。  その1

ドジヒコ

2008年05月27日 05:41

今年、初めて「地豆」を蒔きました。

「地豆(じまめ)」とは、このあたりでは、「落花生」のことを言います。

「地豆」というと、その地のオリジナルの豆の総称のようで、
例えば、信州では、「くらかけ豆」が、信州全般でよく栽培されていますから、「地豆」なのでしょうが、
この場合は、アクセントが「豆」にあります。

我が家を始め、豊野町浅野では「地豆」は、「地」にアクセントがある、落花生のことを言います。

地豆(落花生)は、千葉産とばかり思っていた僕ですが、最近は
国外産の輸入物もかなり多く、出回っているようです。

安くてお手頃価格が、国外産のいいところですが、
やはり地物を安心安全で、たくさん食べたいとの思いから
一念発起して、今年から栽培へ。

「地豆を作ろう」と言い出したのは、母親で、
母親の友人が、昨年栽培して、非常に美味しかったことの影響もあります。

浅野(豊野町浅野地区)で地豆(落花生)???出来るの???
と思ったのですが、昨年、枝豆が出かけた頃に、
その芽が全部鳥に啄ばまれて、全滅し危惧はしましたものの、
何とか芽は、出ました。

通常の枝豆や、先ほどお話した信州特産の「くらかけ豆」とは
ちょっと違う芽で、豆類では無いような、芽です。


このあと、大きく成長し、黄色い花が咲くそうです。
その後、花が咲き終わると、地下に向かって、
「子房柄」が伸び、地中にまで伸び、地中で実(豆の実)が付くそうです。

花が落ちて、地中で実るから「落花生」と言うのですね。

地豆は、地中で実が付くことから、「地豆」というのですね。
枝豆やくらかけ豆は、地上で実り、地中で実るのはこの豆だけです。

そう考えると、
「落花生」という呼び方も、
「地豆」と言う呼び方も
それぞれ的を得た言い方で、どちらも素敵な呼び方です。

「地豆の花」も、「豆が地中で実る」と言うことも初めて経験します。

口にすることは、頻繁にありますが、栽培の様子はほとんど見たことが無い地豆の様子を、今年は、時折ご案内したいと思います。






地豆(落花生)の芽。
生まれて初めて見ました。
花が咲いた後、地中に潜って実が付く・・・
興味津々です。





芽は出たものの、草がすごい。
草との戦いもしなければなりません。




小布施島という田んぼで栽培しています。
このあたりには、小布施島・浅野島・吉島など、田んぼには
「島」の付く名前が多いです。

「島」は中州の事を指し、「中洲」から来ているのでしょうか?
千曲川に堤防が無かった頃は、洪水のたびに、千曲川の流れが
変わり「島」が出没したようです。

ガーデントラクターに乗って、小布施橋を渡ってきたそうです。
軽トラが多くなり、すっかりガーデントラクターで畑に行く風景も
見かけなくなりました。






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