カッコウと百舌

ドジヒコ

2008年05月22日 06:03

朝方カッコウの声を耳にしました。

以前、鶯の泣き声が聞こえた旨書きましたが、
田舎とは言うものの我が家の一帯は、比較的住宅地であり、
鶯・カッコウと泣き声が、聞けるのはうれしい限りです。

カッコウは、5月半ばに日本に飛来し、繁殖活動をするようです。
繁殖といっても、「托卵」といい、他の種類の鳥の巣に卵を産みつけ
その鳥に、育てさせます。

「百舌(もず)」がいい例で、我が家周辺では、百舌が結構いますから
カッコウは、百舌の巣に卵を産みつけ、百舌は、カッコウの卵を
自分の卵と勘違い?し、孵らせてヒナを育てます。

百舌の巣で孵ったヒナも凄腕の持ち主で、自分を除いて、孵った百舌ののヒナを巣から落としてしまいます。

百舌は、そうとは知らずに、カッコウのヒナを自分の子として育ててしまうのです。

百舌は、りんごをつついたり、農家にとっては、外敵でいわば、「害鳥」です。
害鳥の百舌は、りんごをつついて食べてしまうのですが、どういうわけか「美味しい甘いりんご」ばかり狙って、つついてしまうので、結構困り者です。

そう考えると、カッコウの存在も侮れないものがありますが、
百舌は本来昆虫など虫の類を食べますから、
百舌もまた生態系の中の一員で、田舎には、欠かせない存在です。

草刈りをしていたら、百舌がサッと集まってきて、草刈り後の、
地面に露出した昆虫たちを食べていました。

今年も、カッコウの声を聞いたということは、この百舌たちは、
カッコウの子育てをするのでしょう。

循環している、生態系。
自然に任せることが大切です。

僕は敢えて、「駆除」であるとか、何かをしようかとは思いませんが、
自然の摂理を見守りたいと思います。



草刈り後の、地面の露出部分で、餌を探す百舌。
どこから集まってくるのか、サッと8羽ぐらいが集まった。



玉ねぎ畑。
玉ねぎ畑ではこの時季、「ヒバリ」の巣を見かけることがある。
地面に作られたヒバリの巣は、こう暖かくなってくると
ヘビに狙われやすい。
しかし、これもまた生態系の一部であり、見守るしかない。









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