農家にとっての八十八夜

ドジヒコ

2008年04月22日 09:08

トマトの苗の定植を行ないました。
トマトは、比較的栽培が難しくて、途中で枯れてしまったり、大きくなっても実が割れたり、手入れが結構大変です。

家庭菜園で作る野菜の中で一番難しい野菜ではないでしょうか?
最近は、作りやすいミニトマトの「アイコ」や品種改良された「桃太郎シリーズ」も出てきて、作りやすくなりましたが。

長野でも、安曇野などでは、北アルプスの「雪形」で季節やその年の気候の様子を見ながら、種まきをするようです。

北信では、妙高山と飯綱山に雪形が出るようですが、その「雪形」に「種まき爺さん」などと固有名詞を付けて呼んで、その年の気候の様子を見るようです。

我が家からは、残念ながら「雪形」が現れる山々は見えません。
「雪形」が無いからでしょうか、「八十八夜」が農家の叔母さんやおじさんと話していると、季節の区切り目として良く登場します。

「八十八夜」の頃に種を蒔く・・・・・・とか。
「八十八夜」の頃に、大事に育てた苗を定植するとか・・・・。

「八十八夜」を以って、遅霜は終了とされます。

昔は、「霜」が大敵で、霜によって、せっかく育てた「苗」も、一回の霜で台無しということも、結構あったようです。

最近は、小さな霜よけなどで覆い、「八十八夜」を待たずに、
種まきや定植が行なわれるようにもなりましたが、
「八十八夜」は農家にとっては大きな「区切り目」です。

随分と暖かくなり、日中はかなり汗ばみますが、
「八十八夜」までは、まだまだ気が抜けません。


トマトの苗。我が家は、桃太郎です。



まだ か弱い「トマト苗」。霜は一気に苗を台無しにしてしまいます。
八十八夜を過ぎると、霜の心配は無くなるとされます。



サクランボの花が咲き始めています。
信毎には、南信の梨の花の様子が掲載されていました。
梨もサクランボも同じ、白い花です。
北信の梨の花は、今月末くらいでしょうか。





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