りんごの樹の接ぎ木
今年も「接ぎ木」作業の時期となりました。
例えば「ふじ」リンゴの木で
その木に限って色づきが悪いとか
同じ「ふじ」の品種でも
人間の個性が様々なように
リンゴの木でも少しづつ「塩梅」が
違ってきます。
その塩梅が違う中で
「塩梅が悪く」、ちょっとこのまま栽培していても
見込みが無いと判断した場合
違う品種に変更できるのが
「接ぎ木」による品種の変更・更新です。
リンゴの木の大きな枝を払って
違う品種を接ぎ木し
その接ぎ木した品種を大きく育て
最終的には、その接ぎ木した品種のりんごを
その木に実らせる方法です。
かつて、まだ僕が小さかった頃
リンゴは、「国光」とか「スターキング」
という品種が主流で、
「ふじ」はまだお目見えしていませんでした。
しかし、この「スターキング」
直ぐに「ボケて」しまい柔らかくなります。
また「国光」も、名前は、素敵な名前なのですが
味がいまひとつだった記憶があります。
そんな時代に、
これらスターキングや国光の樹に
「ふじ」の木を接ぎ木し
「ふじ」に一挙に更新した時代がありました。
また最近の我が家では
たくさんあった「王林」の樹に
「シナノゴールド」を接ぎ木し
晩秋に収穫できる青いリンゴは、
王林からシナノゴールドへ変更を行ないました。
リンゴの品種も
こうして時代に合わせて変化してきたとも言えます。
毎年、様々な品種が
国や各県の試験場・及び民間の篤農家の方々によって
育成されています。
1年中常温で貯蔵が利くリンゴ・・・
メロンの味のようなリンゴ・・・・
スイカの大きさのようなリンゴ・・・・
挙げたらキリがありませんが
色々なリンゴが育成されて
今まで以上に、皆さんにリンゴに
親しんでいただければと思います。
そして、そんなリンゴが登場したら
一挙に今までの品種から変更し
いち早くお届けできたら・・・・
なんて夢のようなことを考えたりもしています。
そのためにも
毎年毎年接ぎ木の練習・・・・
怠らないようにしたいと思います。
左のようにリンゴの樹の大きな枝を払って
右のように「接ぎ木」を行ないます。
接ぎ木する新しい品種、
このタバコ大の大きさの枝を「穂木」と呼びます。
この「穂木」を太い枝を払った樹全体に接ぎ木します。
ちょっと無計画すぎましたかねえ・・・
やたらと接ぎ木してしまいました。
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