八十八の手間・・・・・種籾の選別作業「塩水選」
ようやく「4月」にふさわしいと言える1日となった。
今年は、低温が続き
櫻の開花もまだまだ先のようである。
余り低温が続き、
ここに来て急に暖かくなってくると
櫻にモモ・スモモ・梨・リンゴ・・・・・と
一気に花が咲き出してしまい
これまた大忙しで大変である。
徐々にステップを踏んで
暖かくなっていって欲しいと願っている。
さて、4月に入ると
決して早くはないのであるが
「稲作」の準備が始まる。
田植えは、通常6月に行なうが
その田植えの前に、
「苗」を育てるという大事なことを
しておかなければならないのだ。
便利な世の中となり
最近では、コシヒカリやあきたこまち・もち米・・・・と
苗木を田植えまでに育ててくれる業者がいたり
販売もされている。
我が家では、
自家用のお米を少々栽培しているだけなので
自家で籾を撒き、苗を育てている。
その下準備である
「種籾」の選別が
ご近所の農家と共同で昨日行なわれた。
種籾は、種芋と同様
JAにお願いをし、事前に「混じり気」の無い
純粋な品種の種籾を購入してある。
さてその「下準備」は、
その種籾の中から「シイナ」を
取除く作業である。
「シイナ」とは
形こそ「籾」の姿をしているが
中身は「空っぽ」の
中身の無い籾を言う。
その「シイナ」の選別を
「塩水」を使って行なうのである。
ある濃度の塩水を作り
その水の中に購入してある「種籾」を入れて行なうのだ。
かつて習った比重の原理で
中身のある「種籾」として合格のものは沈む。
中身の無い「シイナ」は軽いので浮いてくる。
この「塩水」を使った
種籾の選別を「塩水選」と呼び
この時期、種籾の播種を前に
苗木を育てている農家では行なわれる。
この後、
その種籾を少々発芽させ
種まきをし、苗木に育て
6月に田植えを行なう。
米という字は、「八十八」とも書け
八十八の手間がかかると言われている。
秋の収穫まで半年余り
いよいよその「八十八」の
手間がかかる米つくりが始まる。
秋の鎮守の森の例大祭で
今年も豊作であったと「感謝」できるような
年であって欲しいと願っている。
市販の塩を使って決められた濃度の「塩水」を作る。
浮いてくるものは中身の無い「シイナ」
「シイナ」を取除き、
シッカリと芽が出てくる種籾を選別する。
塩水を良く洗い流し「種籾」の選別終了。
この種籾を発芽させ後日播種を行なう。
本日の作業は、この「種籾の選別」。
八十八の手間は、まだまだ続く。
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