栄枯盛衰・・・・時代の流れ

ドジヒコ

2012年04月06日 04:58

「時代の流れ」と言えばそれまでであるが
新宿三越がこの3月31日を以って閉店したそうだ。

高校を卒業し、都内に大学に入ったのだが
東京へ行くには、
当時特急「あさま」で3時間半。
到着は、上野駅終点である。

井澤八郎の「ああ上野駅」と言う歌がある。
僕らの時代には、集団就職などさすがに無かった。
しかし、「ああ上野駅」まで行かないものの
背伸びしての都会での生活から
東北線や常磐線・信越線があり
上野駅に来ると、同じ仲間がいるような気がして
ホッとしたものである。

その上野駅と並んで
学生時代・社会人時代と
お世話になったのが新宿である。

18歳の高校を出たばかりの
田舎者にとって、当時新宿は
ニューヨーク並みの「摩天楼」そのものであった。

学校があった御茶ノ水では
早々と居酒屋が店を閉めてしまうので
いつも中央線に乗って
先輩に新宿の居酒屋まで連れて行ってもらった。

渋谷や青山が、洒落たかっこいいイメージで
近寄りがたかったからか滅多に行かなかったが、
新宿は、いつの間にか
学校の帰りには必ず寄る遊び場へと化していた。

新宿では、東口が専ら遊びのスポットで
いつ出来たかわからないようなレトロな「ミラノボール」で
ボーリングをし、今はあるか定かではないが喫茶室「滝沢」で
女の子とくだらないことをしゃべって延々と時間をつぶしたりした。
また、黒ビールの美味しさを発見したのも
東口のビアショップの「ライオン」である。

そんな新宿駅東口に、
「主」のように構えていたのが
新宿三越と新宿伊勢丹である。

昭和30年代の右肩上がりの時代から
僕らが就職をしたバブルの時代まで
百貨店は、ファッションの時代の牽引役であり、
その栄光はいつまでも続くように思われたが
バブルの崩壊と同時に、次第に元気が無くなっていった。

「栄枯盛衰」という言葉があるように
永遠に繁栄が続くことはありえない。

無敵艦隊のスペインを英国が破り
7つの海を制覇したその大英帝国も
最後には英国病に悩み、その地位をアメリカに譲った。

戦後の日本を高度経済成長へと導いた「石炭産業」も
いまは見る影も無い。

上野駅も近代化され
新宿でも三越が無くなり
丸井のヤング館も閉店をしたそうだ。

「あの頃はよかった。」・・・・・と
ノスタルジーに浸って
過去を振り返っていてもしょうがない。
「一つの時代が終わった。」だけなのである。

大沢在昌では無いが「眠らない街新宿」。
新宿は常に変化をしている。
今回の新宿三越の閉店も
その「新宿」の長い眼で見れば、
一つの時代が終わり
次の時代へのステップに他ならないのかもしれない。

ここしばらく新宿に出かけていない。
新宿がどんな街に変貌しているか
近々ぜひ行って見たいものである。




新宿三越
1階にルイビトンとティファニーがあった。




ここだけは「時代が止まったまま??」
新宿大ガード下と飲み屋街「しょんべん横丁」










新宿東口から新宿通りを靖国通りに向かって見る。




なお、写真は過去に撮影をたものです。












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