籾殻の肥料・・・・やさしい農業のススメ。

ドジヒコ

2008年04月07日 13:17

この時季に、農家の軒先や田んぼで見かけるのが
「籾殻」も焼く風景です。

籾殻は、お米の殻です。
我が家では、お米を「天日干し」するため、
精米所で「精米」にします。

その際に、米ぬかと同時に出るのが、この籾殻です。
これを春先に、山のように盛り、煙突をつけて、焼きます。
この籾殻を焼いたものは、田んぼで肥料として使います。

化学肥料万能の時代となりましたが、結構この「籾殻を焼いた肥料」
は、「質の良い肥料」として重宝されています。

難しいのは、完全に燃やさないこと。
完全に燃え尽きてしまうと、籾殻が「灰」になってしまいますが、
それでは肥料として使えません。

「灰」になる直前の、黒く燻ってこげた塩梅が調度良いようです。


なんとも「呑気な肥料」ですが、
燻していたら、近所のおばさんがやってきて、
ジャガイモ畑に蒔くと、「ネズミ」の害がなくなるんでしょ???
と言っていました。

どうやら、ジャガイモは、結構ネズミの害にあってしまうのですが、
この燻したもの(灰とか、炭とか・・・・)は、ネズミが苦手のようです。

何にも無い「籾殻」が肥料のほかに、ネズミを遠ざけるとは・・・・。
農業は、自然が相手。
なるべく自然にやさしいこういった肥料を使い、
自然からの恵みを、野菜として享受したいものです。


籾殻に専用の煙突を突き刺し、開始です。



燃えてきて、籾殻が焦げてきます。
全体に上手く、こげるようにしなければなりません。



如雨露で水を掛けて、完全に燃え尽きるのを防ぎます。
完全に燃え尽きていないと、このように「籾殻」だった形跡が判ります。
約2時間くらい掛かりました。




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