歴史を学ぶとは・・・・・・宝蔵院の平和観音
以前秋葉信仰と同じ火除けを祈願する「火防」のお寺の「宝蔵院」のことを書きましたが、
宝蔵院には、「平和祈願」を祈願する鐘と観音様が本堂前にあります。
平和観音は、先のアジア太平洋戦争で、
ビルマ方面の「インパール作戦」に従軍し、奇跡的に帰還された
地元出身の方が、戦後の平和を祈念し、建立されたものです。
僕は、詳しく調べたわけではないのですが、
「インパール作戦」は、ソロモン諸島などで展開された戦闘でも知られているように
当時の日本軍の作戦を象徴するかのように、
後方からの補給「兵站」を全く無視した無謀な作戦であったようです。
こうした無謀な作戦によって、一市民であった若者が兵隊に借り出され、非業の死を遂げていったり、
地元ビルマでも多くの犠牲が出たことを思うと、恒久平和への祈念があらためて思われます。
私たちは、歴史を「過去の史実」として捕らえるだけではなく、
こうした「史実」から同じ過ちを繰り返さないように、学ばなければならないと思います。
当時のかたがたの、記憶もあいまいになりつつある昨今、
あらためてお話をお伺いしたりして、後世に伝えていかなければなりません。
「歴史」は決して暗記物だけであはりません。
「歴史」を通じて、学んで、現在に生かす、
それが「歴史」の勉強だと思います。
宝蔵院の「平和観音」像と左が「平和の鐘」。
毎年3月に、写経大会が開かれ、写経した経文等は
平和観音に奉納されます。
平和観音像のプレート。
宝蔵院。信濃浅野駅から徒歩5分。
火除け信仰があり、近郊から多くの信仰を集める。
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