リンゴの小枝で「炭」を作る。

ドジヒコ

2008年03月20日 09:03

梨の棚付けの作業の合間を縫って
りんご畑に落ちている剪定の際に落とした小枝を拾う作業を行なう。

剪定によって落とす枝は結構な量となる。
この枝を、集めて、田んぼで燃やし、「炭」にする。
簡単な、「炭焼き」である。

りんご農家では、こうして枝など結構な量の木々が出る。
これらを、集めて「炭焼き」で「炭」にし、これを冬場に「コタツ」の炭として使う。

炭火コタツは、農家ならではであるが、りんご農家であると、
どうしても、剪定で枝が出る以上、これらをコタツの「炭火」
として使うのが一番ベストである。

今は、「炭焼き」をするにも消防署に届出が必要となった。
このあと、穴を掘って、穴の中で炭焼きを行なう。
枝を燃やして、ある程度「炭」の状態になったら、
トタンでその穴を覆い、空気を入れないようにして、
完全燃焼して、灰になってしまう前に、「炭」とする。

面倒といえばそれまでであるが、
こうして剪定で出た枝も自然の恵みである。
これらも、活用して無駄にしたり、むやみに廃棄しない。
自然体でいくのが、農業である。



一輪車に積んで、小枝を集める。





枝をこの電動の剪定ばさみでカット。
電動剪定ばさみは、たいていのものが切れる。
指も切断してしまう危険なものであるから、
慎重に使わなければならないが、
使い始めると非常に便利である。



暖かくなり、フキノトウも花が付き始めた。
りんご畑の隅のフキノトウは、結構大きくなった。