おやき3種類。

ドジヒコ

2008年02月18日 08:54

裏のおばさんが、油で揚げたおやきを持ってきてくれました。

ここ1週間で、おやき3種類を偶然食べることが出来たわけです。。
前にお話した

1.「蒸かす おやき」
2.「焼くおやき」
3.「油で揚げるおやき」
の3種類です。

南北に長い信州 長野県で、地域により
また同じ地域でも、それぞれの家庭により
味が違い、作り方も違うおやきです。
粉食文化盛んの地 長野ならではの、おやきの登場です。

3種類いただいて、作り手の皆さんがおっしゃるのは開口一番
「うちのが一番美味しいよ!!」

18歳まで長野にいましたが、その後20年間は東京暮らしの僕です。
そのブランクが、客観的に3種類の味それぞれを楽しめたのではないかと思います。

どれが一番美味しいというより
どれもそれぞれの地域文化や地域ごとの食生活など「背景」があり、今日のおやきに至ったはずです。
そんなことを考えながらいただくと「蒸かすのも 焼くのも 揚げるのも」、どれも美味しかったです。

3つのおやきに共通したことがあります。
どのおやきも信州の旬のもの・地の物を使って美味しくいただこうと考えていることです。

野沢菜も12月に漬けたものは結構「古漬け」になってきました。
そんなときは、野沢菜の古漬けを、細かく切り、それに鰹節やお醤油など加え、煮込みます。

そのままご飯の上に掛けても美味しいのですが、これをおやきの「具」にすると更に美味しい!
冬の保存食として、お茶請けにご飯のお供に漬けた野沢菜です。
漬けたものは、モッタイナイですから、最後まで工夫して使い切ろう
しかも「美味しくいただこう」 という考え方は是非 見習いたいです。


おやきがこうですから、信州名物の「蕎麦」にも色々あるのでしょう。
二八の白い「更科蕎麦」 つなぎをあまり使わない色が濃い「戸隠そば」

都会では、信州蕎麦は「更級そば」が有名でしたが、こちらも奥が深そうです。
ぜひ色々と味見をしたいものです。



我が家の母親は「蒸かすおやき」です。
蒸し器で蒸かしたおやきは、お饅頭のようにふっくらしています。




善光寺 大門町にある「小川の庄」のおやきは「焼くおやき」です。
具を皮で包んでそのまま焼くそうです。皮が薄く、パリパリしています。



小川の庄のお店には囲炉裏があり、僕が行ったときは実際に「焼いていました。」
1個から販売してくれますので、おやつにはもってこいです。
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裏のおばさんのおやき。「油で揚げた」おやきです。
おばさんは、中信に近い長野市南部の出身です。
皮を水分を多めにして、薄くして包み、油で揚げます。
皮が薄いせいでしょうか、油を余り吸っておらず、たくさんいただけます。
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中身の具は「野沢菜を刻んだもの」
野沢菜が古くなった今頃結構盛んに作られるおやきです。





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