田舎にて。

ドジヒコ

2008年02月04日 10:03

昨日は終日吹雪いていました。
今朝は打って変わったようにいいお天気です。
こんな冬であればいいのですが、なかなかそうもいきません。
寒い冬が続きますが、最近車で18号の国道を走っていると、郵便配達のスタッフの方をよく見かけます。
豊野郵便局が集配を廃止したため、我が家からは約20キロほど離れた長野東郵便局から、配達のスタッフが集配をしているのです。
バイクに乗って、国道18号を北上し、雪の中集配するのはさぞや大変でしょう。
郵政民営化による結果ですが、これが「民営化の賜物」となるのかその逆なのか、判断はまだしかねますが、スタッフの方はさぞや大変だろうと思います。

比較的若いスタッフの方が多い気がします。
私が心配しているのは、30代前後の方が多いですから、みなさん「正社員」で郵便局に入り、この寒空の中懸命に集配しているのかなあと思うことです。
ちょうど90年代半ばから2000年前後あたりのいわゆる「失われた10年」の超就職氷河期に学校を卒業した世代が「ロストジェネレション」であり、当時私は全く逆の「バブル世代」で入社し、その後の不況とともに、社内では「リストラ」、外からは採用を極度に控える「就職難」をの時代を見た。
「フリター」なんて言葉も出来たのはこの頃ではないだろうか?
「フリーター」で就職し、まさに「一生フリーター」のような生活が送るとは思わなかったに違いあるまい。
しかし、現在の社会システムから見ると、ひとたび正社員」として企業人生をスタートせず、中途でスタートしようとする場合「契約社員」「派遣社員」の壁が立ちはだかり給与のしっかりとした「正社員」になるにはかなり難しいような気がする。
採用する側から言えば、正社員より、「契約」「派遣」「パート」のほうが給与など経費は安く抑えられる。
寒空の下で、懸命に働く彼らは、ぜひ前者でありたいと願うものである。
民営化に関しては、まだまだ議論百出といったところだろうか。
誤配もあるし、ご近所では誤配の余り抗議の電話を入れたと聞いた。
まだまだ結果論でものをいうのは早い。
「民営化」が軌道に乗るまで、見守ると同時に、若手スタッフたちを応援したいと思います。


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