大根の季節
冬野菜の定番といえば、なんと言っても大根でしょう。
おろして、旬の秋刀魚に掛けていただくとより美味しいですよね。
秋刀魚といえば、佐藤春夫さんの
「さんま、さんま、さんま、苦いか塩っぱいか・・・・」の
「秋刀魚の歌」を思い出しますが、
佐藤さんの歌に出てくるのは、「蜜柑の酢」です。
都内に住んでいた頃、よく夕飯を居酒屋さんで済ませていましたが、
秋刀魚をオーダーすると、大体大根のおろしが出てきました。
佐藤さんの「青き蜜柑の酢」は、佐藤さんが和歌山の出身だからでしょうか。
我が家では、居酒屋さんと同様、専ら「大根」をおろして使います。
さて、本題の大根の話ですが、我が家の大根は
漬物用の「青首大根」、
と
煮物用の「総太り大根」があります。
「青首大根」は細くて、たくあん漬けに使います。
冬場、お茶をいただく機会が非常に多い信州北信濃では、
野沢菜漬けが主流ですが、「たくあん漬け」も合間合間にいただくと
非常に美味です。また、たくあんが、結構漬かり、「古漬け」の直前頃が
また美味しいと思います。
総太り大根は料理用です。おでんに、大根のふろふき・・・等々。
結構用途が豊富で、様々な料理シーンに使える重宝物です。
今年初めての「大根の煮物」をいただきました。
総太り大根を、4センチくらいに輪切りにし、
味噌ベースで、コトコト煮込みます。
かた崩れする直前の頃が、味が染み込んで美味しいです。
コンビニのおでんの大根よりかなり太めに切ります。
味が染み込めば、染み込んだほど美味しいのですが、
食いしん坊の私は、染み込む前に、いただいてしまいます。
次回こそもう少し、我慢して、じっくり染み込んでからいただきましょう。