ジャガイモの頃。

ドジヒコ

2009年03月28日 09:35

ホームセンターなどでジャガイモを見かける頃となった。
今のジャガイモは、いただくものでなく
畑に植える「種芋」である。

北信濃では、ジャガイモは、気温がまだ寒い頃に
種芋を、畑に定植し
種芋の芽がより大きくなり、花が咲くのを待つ。

ジャガイモの花が咲き、
花が枯れたころの初夏、
ジャガイモの収穫となる。

南北に長い日本列島であるから
そろそろ、長崎のほうの新じゃががでるころだろうか。

南の長崎から、新じゃがは始まり、
北上し、真ん中の長野で収穫するのは、初夏。
そして、秋には、北海道で新じゃがの収穫となる。

何となく、ジャガイモといういと
「イモ男」とか「イモっぽい」とか
脇役のイメージがある、マイナーな野菜のように思えるが
人類がこのジャガイモに助けられた記憶は、
古代から、近世ヨーロッパに至るまで幅広い。
世界中で大活躍した「お助け野菜」なのである。

昨年、ジャガイモ関係の新書が、
岩波新書と中公新書から出版された。

新聞記者と、大学教授から見た「ジャガイモ論」である。
いずれにも共通しているのは、
ジャガイモが世界史上に果たした役割の大きなことである。

インカ帝国は、「トウモロコシ」を主食として、
繁栄したと学んだが、どうやら、トウモロコシでなく
ジャガイモが、インカ帝国のの繁栄をもたらしたらしい。

なんとも、地味な主役の観があるジャガイモであるが、
その活躍ぶりは、すばらしいことが2冊の本から伺える。

男爵に、メイクイーン、キタアカリ、出島・・・・・
ジャガイモもバラエティー豊かとなった。
そして最近では、「インカの目覚め」だとか
紫や赤いジャガイモが登場している。

ジャガイモの種芋を植える季節。
地味な役割のジャガイモであるが
その偉大な業績と役割をあらためて見直してみたい。





この時期の北信濃のホームセンターなどでよく見かけるジャガイモ





ちょっと芽が出始めの種芋。



ジャガイモを植える季節、
ぜひジャガイモの新書2冊オススメです。





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