ガラパゴスな?いちご。
「大きくて甘くて・・ちょっとお値段が高いが・・・」
最近のイチゴはこんなイメージであろうか。
「トチオトメ」などで有名なイチゴの本場栃木県と新興の福岡県などで
新品種の育種競争が行なわれ
遂には、1パックではなく
一粒1000円もする白いイチゴも登場。
福岡では知事自らが、県産イチゴのPRに乗り出し
県を挙げて、販売促進活動を行い
新品種育成を積極的に行っている。
今や、1年365日収穫が可能となったイチゴで
今述べたように品種も百花繚乱といったところだが
我が家のイチゴは、俗に言う「ガラパゴス」である。
我が家では、僕が子供の頃だから
かれこれ30年近くも前から
同じ品種を栽培している。
「宝交早生」という品種で
調べてみると昭和30年代に
育成された品種であるらしい。
新品種の育成ラッシュの中にあって
昭和30年代のイチゴをまだ作り続けているとは・・・・
しかもこの「宝交早生」、余り甘くない。
粒も大きくは無い。
子供の頃を思い出すと
イチゴにたっぷりと砂糖を掛けて食べていた。
イチゴは、甘いものであるはずだが
そのいちごに砂糖を掛けて食べるとは
何ともおかしなものだ。
それだけ、甘さが控えめなのだ。
では、新品種ラッシュのイチゴにおいて
砂糖を掛けるほどの糖度が高くない品種を
なぜ作る続けているかというと
放任していてもシッカリ実るからのようだ。
要は、全くの無農薬で手間が掛からないそうだ。
我が家のイチゴは、自家用であって
出荷など一切していない。
リンゴや桃・梨の栽培の合間に
株を植え替えて、水をたまに与えるだけで
後は、申し訳ないけれど
何もしてあげない。
それでも、この「宝交早生」、立派に育ち、
毎年毎年梅雨の直前、5月月末には
実を付けてくれる。
手が掛からずに育ってくれるのだ。
大事に大事に手を掛けず
放任しておいても、しっかり育ってくれる・・・・。
それが、我が家がいまだガラパゴスな品種「宝交早生」を
作る理由である。
ちょっと酸が強くて
砂糖をかけて食べるイチゴ「宝交早生」。
毎年この時期になると「旬」を届けてくれる。
ところで、「ガラパゴス」化とは
ダーウインによると
独自の「進化」を遂げていることを言うらしい。
ガラパゴスな携帯電話も
日本独自の進化を遂げ「ガラ携」と言う。
果たして、我が家のイチゴが
独自の「進化」を遂るであろうか・・・・?
ちょっと「ガラパゴスのイチゴ」とは
修飾が過ぎたか・・・・・・・。
我が家の露地イチゴ。
毎年5月末が「旬」である。
最近のイチゴのように大きくて甘くは無いが
イチゴの「旬」を届けてくれる。
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