「むかご」の思い出・・・・・・・長芋栽培の風景

ドジヒコ

2008年07月25日 04:49

我が家の田んぼのある地籍の名前を見ると
「浅野島」「小布施島」「吉島」とか、
「島」のつく名前が多いことに気づきます。

その昔、まだ千曲川に堤防がなかった頃は
大きな洪水等により千曲川の「流れ」が変わるたびに、
いわゆる「中ノ島」のような「島」が出没したのでしょう。
そこから「島」という名前が誕生したのではないかと思われます。

そんな「島」の付く地籍の田んぼは、非常に土壌がやわらかいため
長いもだとか、牛蒡だとか
長く伸びる地下茎の根菜類の栽培にはぴったりのようです。

昔は、結構見かけた「長芋」
秋口に掘るのですが、
結構掘るのに手間がかかることもあり
またりんご農家にとっては、
りんごで忙しいときに「長芋堀り」は、かなりの重労働にもなることから
今ではすっかり栽培は敬遠されがちなようです。

子供の頃は、結構見かけた「長芋」の栽培している風景。
秋になると長芋の地上の葉っぱの部分に
「むかご」という小さな「芋」のようなものが付きます。

その小さな芋のような「むかご」は、ゴマ和えなどをして
いただけるのですが、どうも子供の頃は苦手でした。

久しぶりに、長芋の栽培している田んぼを見つけ
「むかご」のことを思い出しました。

結構土壌的には、長いもなどイモ類の栽培にぴったりなのでしょうが
すっかり影を潜めてしまった長芋の栽培。

長芋栽培には、付き物だった「むかご」も
もうすっかりいただいていません。

そんな特別に美味しいものではなかった記憶があるせいか、
食卓から消えて、もうかなりたち、すっかり忘れていました。

スーパーでもまず見かけませんし、
農産物直売所「アグリ長沼」でも
さすがに無かったような気がするのですが。

よく戦争のときに散々かぼちゃや芋を食べたから
かぼちゃや芋はもう勘弁しtれくれ!嫌いだ!と言う話を耳にしますが
僕にとっての「むかご」もそんな類いなのかもしれません。

まだインスタント食品も今日のように普及していなかった時代
「むかご」が食卓に上った時代
「むかご」の思い出は、遠い過去のもので、
忘れたいような気もするのですが、
懐かしい記憶がある時代です。






長芋栽培の風景。
地上部分は、これからさらに繁茂し、生垣のようになります。
「むかご」は、この地上部分の葉っぱにつきます。
小芋というより、2センチサイズの小さなものです。





つるが延びるイモ類は、サツマイモが横に伸びます。
長いもは、たてに伸びますから、このような「生垣」があれば、
そこは長芋の栽培している場所。
今では、松代だとか、千曲川の河川敷でしか見かけないようです。




ことらは、牛蒡の地上部分。
牛蒡も栽培風景を結構見かけなくなりました。
長いもや牛蒡を掘る専門の「鍬」のような道具もあるのですが
掘るのにかなり手間と労力が必要となります。
牛蒡の栽培風景もかなり見かけなくなりました。








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