霜注意報!・・・この時期の農家の悩み。

ドジヒコ

2013年04月12日 04:59

櫻の開花が長野市内でも始まり
城山公園などは、この週末
お花見で賑わうのではなかろうか。

櫻の花が咲き、
続いてスモモが咲き、梨・桃・リンゴと
くだものの花のリレーが続く。

スモモは、昨日の時点、まだ咲いてはいなかったが
白い小さな蕾がかなり膨らみ始めている。

こうした時期に気になるのが
連日天気予報でも報道されている
ここ数日あるような低音による「霜」である。

霜は、空気中の水分が昇華し小さな氷となり
植物などに付着する「着氷」現象だそうで
冬の間は、何ら気にもしないのであるが
くだものの花が咲く頃は、
農家は霜注意報が異常に気になる。

特に、くだものの花が開花したり
蕾がかなり大きくなった頃に
こうした「着氷」現象に遭遇すると
花の中の水分が凍結してしまい
後々果実の形が変型したり、
いわゆるサビのあるくだものなったり
後遺症が甚だしい。

ひどい場合は、花が枯死してしまう。

こうした後遺症・被害を防ぐため
農家は霜注意報が出ると躍起になるが
これといった「万全の対策」が無いのが
実情でなんとも悲しい。

効果があるとされるのが
今回ご紹介の「防霜ファン」である。

防霜ファンは、大きな扇風機のようなもので
果樹園の四隅などに設置されている。

直接確かめたことは無いのだが
地上10メートルほどの高さの空気は
氷結の現象が起きる恐れのある地上部より
温度が幾分高いそうである。

霜の恐れのあるとき、
サーモスタットの働きで感知、ファンを廻し、
ファンがある地上10メートルほどの空気を攪拌
その上部の温度が高い空気を地表部に送り込み
氷結し着氷現象が起きるのを防ぐという仕組みである。

しかしながら先ほども延べたように
こらが「万全の霜対策」ではないため
解決策とはなりえず
この時期は、どうか異常な低温とならないよう
まさに「天の神に願う」ばかりなのだ。

こうした「天の神に願う」様な状態が
5月上旬まで続く。
八十八夜の別れ霜といわれるように
5月上旬になるとようやく「霜の心配」も
なくなりホッと一安心となるのである。

八十八夜はまだ先の離し
何とか今年も、時期はずれの霜が
降りないことを願うばかりである。





梨畑の防霜ファン
地上10メートルほどにファンが設置されている。






一定の低温になるとサーモスタットで感知し
ファンが廻り始め、地表部に空気を送り込む。



園内の四隅などに設置され、
花や蕾に霜が降りるのを防ぐ。































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