玉ねぎの「塔立ち」の季節
寒い日があれば
昨日関東地方では30℃を越えたり・・・・と
なかなか安定しないお天気が続きますが
着実に季節は移り変わっているようです。
「着実に」というのは
毎年5月中旬から下旬に恒例の
玉ねぎの「塔立ち」が獲れ始めました。
玉ねぎは、6月中旬あたりに収穫しますが
「塔立ち」とは、その収穫を前に
玉ねぎが子孫を残すために「葱坊主」を
作り始めてしまうことです。
この「葱坊主」を作られることで
本来の玉ねぎの「玉」の部分に養分が行かなくなり
子孫を残すための「葱坊主」である「花」の部分に
養分が行ってしまいます。
そのため、玉ねぎの「玉」の部分の肥大が停止
本来の「玉ねぎ」としての価値が無くなりますので
農家にとっては有難くない存在です。
これらを豊野地方の農家では「塔立ち」と呼び
本来の立派な玉ねぎを収穫するために
なるべくこの「塔立ち」の数は
少なければ少ない方が良いとされています。
しかし、料理をするものにとって
この「塔立ち」は実にありがたい存在なのです。
昨年の初夏に収穫した玉ねぎは
芽が出てこないよう、日陰で風通しの良い場所で
吊るして貯蔵し、料理の際使用してきますが
冬を越し、4月辺りになると
芽が出てきて、玉ねぎとして
使用するのも限界となってきます。
そんな時に
この「塔立ち」があると
本来の玉ねぎほど肥大していませんが
もともとは「玉ねぎ」の子供、
料理にも十分に使えます。
南北に広い日本列島ですので
昨日もスーパーに出かけると
九州産の「新玉ねぎ」が店頭で販売されていますが
やはり自分たちで栽培したものを
利用したいものです。
新たまねぎほど立派ではありませんが
新たまねぎの「味わい」は十分に持った「塔立ち」
しばらく本来の玉ねぎが収穫できるまで
多いに利用したいと思っています。
農産物直売所「アグリ長沼」などで販売されている
地物の「塔立ち」
玉ねぎとしての「玉」は小さいですが
料理には十分に使えます。
6月に収穫予定の玉ねぎ
これが「葱坊主」こと玉ねぎの花の蕾。
これが出来ると玉の肥大が停止
養分は全て、子孫を残すためにこの「花」に。
善光寺平のくだものたち リンゴ・桃・梨
信州のくだもののある生活をご一緒に
「父の日」ギフト好適品・・・・・信州のりんごジュース&ジャムの詰め合わせ
たくさん食べたい信州のりんご ・・・・・「完熟サンふじ」家庭用コース販売中!!
地球に優しい、環境にやさしい農業を目指して・・・・・・・・長野県環境にやさしい農産物認証を取得しました。
美味しい信州ならではの産直サイト
長野の桃 梨 りんごの産直 信州北信濃 坂爪農園
信州ギフト
ランキングに参加しています。
クリックしていただけると幸いです。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
関連記事